南野拓実「感覚は3バックの方が良い」 5点目のゴールも「狙ってました。代表で決めるのは常に特別」
◇W杯北中米大会アジア2次予選B組 日本5―0シリア(2024年6月11日 エディオンピースウイング広島) 【写真】<日本・シリア>前半、上田が先制ゴールを決め笑顔の堂安(左) サッカー日本代表は11日、26年W杯北中米大会アジア2次予選最終第6戦・本拠シリア戦に5―0と勝利。広島では20年ぶり、新スタジアム・エディオンピースウイング広島としては記念すべき初の国際Aマッチを白星で飾り、同予選6戦全勝24得点無失点という圧倒的な成績で9月からの最終予選へ弾みをつけた。 日本代表は前半からテンポよくパスが回っていた。先発出場した南野拓実(29=モナコ)は「みんなそれぞれ特徴出しやすい配置になっていた。前半も得点がほしい場面でポンポンと得点が入ったので、うまく試合を運べた」と振り返った。 守備面では前半3バックから後半4バックに変更となった。「ボールを支配できて相手の運動量が落ちてたのもありますけど、4―2―3―1になった時にアジアカップでも難しいシチュエーションも多くてどうすればいいのか考えた。今日はうまく連携しながらプレーできたのがよかった。前半の3バックは攻撃的にプレーしようという意識だったので、2次予選ですけどうまく良いシーンがつくれた」と話した。 そして南野個人とすれば3バックに手応えを感じているという。「ミャンマー戦は試合出てないのでアレですけど、今回、森保さんは最初から3をやる意図があった中で崖っ縁のシリア相手にいいシチュエーションで、ボールを持った時の僕の感覚とか味方同士の距離感とかやりやすさは3の方がいいのかな。相手によって変わるので難しいですけど、今日は1つのオプションを見せるという意味では良かった」と言及した。 この試合ではMF中村敬斗(23=スタッドランス)と左サイドでコンビを組んで先制点にもつながった。「敬斗の個人技あってこそなんで、敬斗が1対1で勝っていいクロスを上げてというのがあったので、僕はそんな大したことしてないので。その前の攻撃の歯車の一つとしては、ああいうシーンはどんどん増やしていければ」と語った。 そしてダメ押しの5点目となった後半40分のゴールについても「狙ってました。代表で決めるのは常に特別なんで、それは良かったと思います」と回顧した。