『今日好き 夏休み編2024』継続メンバーはだれ? 過去シーズンの恋愛を振り返りながら紹介
『今日、好きになりました。夏休み編2024』(ABEMA/以下:今日好き)が、7月22日からいよいよオンエアされている。 【写真】『女子高生ミスコン2023』グランプリから告白された人数25名の男子メンバーまで 『今日好き 夏休み編2024』継続メンバー 現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組。毎年恒例かつ大人気の『夏休み編』も、今年はさらにパワーアップ! 舞台は日本を飛び出し、オーストラリア・ケアンズに。さらに継続メンバーも、昨年度は10名中4名に留まったところ、今年は11名中9名にまで倍増。しかも男子5名は全員が継続組で、経験豊富な高校3年生という力の入れ具合だ。 前回の『ホアヒン編』まで、2シーズン連続でカップル不成立が続いているここ最近の『今日好き』。そろそろ明るいニュースが舞い込んできてほしいものだが、そんな未来への期待を込めて、本稿では継続メンバー9名のプロフィールをはじめ、過去の旅でのハイライトから人柄、持ち味、強みまでを詳しく紹介していきたい。 ・こうき(高橋紅輝) 北海道出身の高校3年生。184cmもの高身長で、過去に告白された人数はなんと25名。『ダナン編』から約1年半ぶりの継続となるが、放送当時はあまりに大人なアプローチを見せつけすぎたため、スタジオから“7回留年説”が唱えられてしまったほど。いわゆる“沼系男子”である。2024年時点で考えると、18歳(高校3年生)+7歳=25歳。そろそろホテルの高層レストランのディナーで交際を申し込んでくれそうな年齢だが……。もちろん冗談だ。 話は変わるが、筆者の好きな言葉に“real G's move in silence”というのがある。意味は、本物は静かに仕事をこなす。こうきはまさしく、それである。たとえば『ダナン編』では全員が揃った食事のテーブルで、当時想いを寄せ、すでに結ばれるのが盤石でしかなかった女子が隣に座っていたところ、彼女の方をノールックなまま、その肩をぽんっと優しく叩く。口にしたのは「行こう」の一言。全国の高校生が言葉に言葉を重ねて想いを伝えるなか、こうきの恋はすでに“引き算”の領域に突入している。言わずもがな、件の女子とはカップル成立を果たした。 多くは語らぬそのスタイル。だが、憧れのその(平松想乃)がサプライズ参加したことで、こうきの新たな一面を覗けるかも? “井上塾”門下生でなくとも、恋のテクニックを駆使するこうきから目が離せない。 ・りゅうじん(那須川龍心) 千葉出身の高校3年生。『卒業編2024 in セブ島』から継続。“伝説の系譜”を異名に持ち、プロファイターとして活躍中。そんな彼については以前に語っているため、詳細は割愛したいのだが、初回の旅では思うような結果を残せず。 だが当時から、リングを降りても光るものを感じさせてくれたりゅうじん。たとえば、すでに複雑な人間関係が形成されているなか、もし気になる女子がその輪のなかにいたとしたら、物怖じせずに渦中に飛び込んでいくその姿勢。そしてなにより、ほかの高校生たちが持ち合わせぬ、圧倒的なスターの風格。しかもこの期間、過去2敗を喫してきた相手にもリベンジを果たすなど、ファイターとしても成長を重ねてきた。信念の強さ=自信の大きさ。彼の武器に、ますます磨きが掛かっているはずである。 前回の反省を活かすとすれば、2ショットでの会話内容や言葉選び。さらにはプレゼントやサプライズを用意するなどが効果的かと思われる。雰囲気だけで終わらない2ショットに、ぜひ挑んでみてほしい。 ・せな(黒木聖那) 大阪出身の高校3年生。前回の『ホアヒン編』から引き続き登場。前回の旅では、自身と同じく旅を継続したみあ(藤田みあ)に。今回は、“陽キャ美少女”なりあ(米澤りあ)に恋心を抱く。『ホアヒン編』では特技のアクリル絵画でビーチをスケッチしてアプローチをしたのだが、せなの過去の話をしても、もしかすると今回はあまり意味がないかもしれない。それはきっと、本人がこの記事を読んでも同意見を示してくれるはず。 というのも、前回の旅はあえて大人っぽく見せようと「クールぶっていた」から。「自分を作っていた」とは彼自身の言葉で、本当の姿はりあの笑いに同調するようなコミカル系。笑顔も多いのが彼の本来の姿である。かつて恋したみあも、せなの素顔を見て、その人柄を認めていたほど。だからこそ、前回の旅よりも恋が実る可能性は高いのでは? そして実は『ホアヒン編』でのビーチ相撲対決では、上位に食い込む隠れたスポーツ実力者。今回もまた、ここぞという体力勝負の場面で力が発揮されるかも? ・けんたろう(中村健太朗) 愛知出身の高校3年生。今年度初回の『ニャチャン編』から2度目の登場。いわゆる生粋の“天然ボーイ”で、1話でオンエアされた日記執筆シーンにて、オーストラリアを“オーストライア”、漢字ではなくひらがなで“旅”を“たび”とそれぞれ記していたあたりからも、その人柄がよく伝わったことだろう。135度の絶妙な角度から笑いのボールを飛ばしてくる異次元さ。彼の持ち味は、ここにある。 しかしながら『ニャチャン編』では、当時に好意を寄せていた女子と、2ショットのタイミングをなかなか作れず。見せ場に恵まれないままの失恋となってしまった。途中、彼女のアシスト役に回ってその恋を応援してしまったあたり、相手が自身に振り向かないことを早々に悟ってしまったのだろう。今回こそは、面白さしかないキャラクターを深く、深く掘り下げて、オンエア1話ごとに爪痕を残してもらいつつ、恋愛面でも結果を残してくれることに期待したい。けんたろう、頼むぞ。 ・じゅま(坂本ジェルー寿真) 埼玉出身の高校3年生。『プサン編』『ホアヒン編』から継続すること、今回で連続3シーズン目。その目的はただひとつ。大好きなゆう(早坂ゆう)との再会である。彼を一言で表れば“純愛”でしかなく、ゆうと『プサン編』で初対面したときには「本当に、ガチで、ずっと来てほしいと思ってたの!」と大興奮。ゆうがそれ以前に『卒業編2024 in プーケット』などで旅をしていたときも、画面越しに彼女の勇姿を見守りながら「成立してほしいけど、成立してほしくない」と、複雑な気持ちを抱いていたという。 『プサン編』では、イラストのプレゼントや、涙を流したときにハンカチを差し出すなど、ゆうのそれまでの失恋の傷を癒すべく奔走。それに対して、彼女自身も「ゆうにきてくれるの?」「人生で初めてだった」と感動していたが、最終的に色々な想いがせめぎ合い、じゅまとのカップル成立には至れなかった。じゅまはそのまま、ゆうとの再会を願って『ホアヒン編』に参加するも、彼女は現れず。一時はみあに想いを寄せたが、最後に出した答えは「いまわかりました」「ゆうちゃんへの気持ちがまだ」「会いたいです」。静かだが、熱烈な想いが伝わるワンシーンだった。 次回、3話。いよいよ、ゆうと2か月越しの2ショット。ふたりの旅が、オーストラリア・ケアンズの地で完結することを祈っている。あのとき、じゅまがゆうに捧げていた言葉を、今度は彼に投げかけたい。じゅま、今度こそ「大丈夫」だ。 ・みあ(藤田みあ) 京都出身の高校3年生。前回の『ホアヒン編』から引き続き登場。“令和の高校生”を象徴するかのような艶やかビジュアルで、男子人気をさらった圧倒的モテ女子。それゆえ、多くのアプローチの間で心がせめぎ合い、2泊3日のほとんどを悩みに悩む時間で終えてしまったのが、前回の旅の敗因だろうか。みあが積極的な想いを示したのは、最終日。“最後のアピールタイム”にて、その後に告白するそうま(阿部創馬)に向けたものに留まった。 けんたろう同様、彼女の素顔が見られるのは今回から。『夏休み編2024』1話にて、けんたろうに気持ちを固め、それを早い段階から本人に正直に伝えたのも、前回の旅の反省を活かしてかと思われる。まだまだ伸び代しかないメンバー。みあの成長劇を、ここからたくさん目撃できるのだろう。 ・りあ(米澤りあ) 北海道出身の高校2年生。『ニャチャン編』『ホアヒン編』から継続。『女子高生ミスコン2023』グランプリ受賞をきっかけに、最近では地元・室蘭警察署の一日署長を務めあげ、自転車に乗る際のヘルメット着用を呼びかけるなど、幅広い活動をしている。 そんな彼女は自転車のヘルメット同様、もはや『今日好き』の旅を盛り上げるに欠かせない存在! 『夏休み編2024』1話にてりゅうじんと2ショットした際の振り切った変顔などから伝わる通り、その陽キャぶりやコミュ力は天から与えられたもの。外見の話でなく、ギャルマインドはいつの時代も無敵である。 いわゆる“典型的な明るい女子”に思われがちなりあだが、前回の旅では冒頭、お淑やかキャラに方向転換を試み、真剣に思い悩むなど、実はよい意味で普通の女子。そして誰よりも乙女である。かつて好意を寄せた男子に、“この星座を見たふたりは報われる”というメッセージつきで、砂浜に描いた自身考案の星座こと“オリア(りあ)ン座”なんてエピソードを聞けば、どれほど乙女なのかが伝わるだろうか。周囲に気を遣い、場を盛り上げるに徹し、自身の恋が実らないというのは世の常、『今日好き』の常。だからこそ、“報われ待ち”な彼女の前にも王子さまが現れてほしいし、そんな彼にもとびきりの変顔を炸裂させてほしい。 ・その(平松想乃) 岡山出身の高校3年生。『パタヤ編』から1年ぶりに登場。当時こそ、無口でクールなキャラクターに思われた彼女だが、今年春まで約8か月間の活動をした番組発音楽プロジェクト『Bouquet by 今日好き』での姿を見て、“あ、この子もボケなんだ”と気づいた視聴者も少なくないことだろう。3人組ユニット・arbanとして共に過ごしたるる(実熊瑠琉)、ゆのん(中島結音)の功績もあり、彼女の素顔が大いに明らかになった。 話は前後するが『パタヤ編』では、当時に想いを寄せた男子とカップル成立。彼とのデートで海中ウォークを楽しんだ際、髪型を褒められて筆談で「わーい」と気の抜けた返事を返したのは、いまでも振り返られる名シーンのひとつ。思えば、彼女のおもしろ本性はあの頃から滲み出ていたのかもしれない。とはいえ今回の『夏休み編2024』で、さらに凛と、大人びた表情を見せてくれているその。その美貌は、彼女自身も愛するNewJeans・ヘリンと見間違えるほど。あまりの高嶺の花ぶりに、2ショットに誘うことを躊躇う男子も出てくるかも? 彼女を中心に見たとき、11名の恋物語がどのように動くのか楽しみにさせられる。 ・ゆう(早坂ゆう) 大阪出身の高校3年生。『卒業編2024 in プーケット』『ニャチャン編』『プサン編』に続き、今回で“4度目の正直”に挑戦中。彼女を一言で表せば、“トニカクカワイイ”。ふわふわもふもふとしたビジュアルは天使のようだし、相手の言葉に対する反応がいちいち“カノジョ感”に溢れているのだ。たとえば、気になる男子が自分以外の女子の話を始めた瞬間、“むむっ?”と表情に出たり、相手が自分を振り回した際にわかりやすくスネ顔をしたりと、表情の豊かさが見ていて飽きないのである。 初回参加の『卒業編2024 in プーケット』でこそ、かなり消極的な恋愛スタイルだったが、当時の反省を活かし、いまでは相手の目を見て積極的に話せるように。また『ニャチャン編』でフラれた男子と『プサン編』で再会したとき、今度は都合よく想いを寄せられたことに「マジで悪い男ですよ、本当に」と、“悪い男”という的確かつ最高な言葉をこぼすなど、失恋を経験して強くなる姿も、彼女を見守る上での見どころである。とはいえ『プサン編』では最後、追う恋と追われる恋の間で揺れ動き、相手どうこう関係なく、“恋愛”というクソデカ感情そのものに号泣する姿も目撃された。 前回の『ホアヒン編』に参加しなかった理由は? この2か月でなにを考えていた? そのうち、じゅまのことを想っていた時間の長さは? 気持ちの大きさは? こうした疑問がおそらく次回、じゅまに対して明かされるはず。視聴者各位はまず、ゆうの口から出る言葉を、首を長くして待っていようではないか。
一条皓太