「海に眠るダイヤモンド」西垣匠、主人公の後輩ホスト演じて「僕なら心が折れちゃいそう」
TBS系では、日曜劇場枠で神木隆之介が主演を務める「海に眠るダイヤモンド」を放送中。今作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントである。 今回は、神木演じる玲央の後輩で友人のホスト・ライトを演じる西垣匠にインタビュー。ヤンキー役で強烈なインパクトを残した「ドラゴン桜」(21年)以来、3年ぶりの日曜劇場出演となる西垣に、撮影現場での様子や作品の見どころなどを聞いた。
身が引き締まる気持ちと、いい緊張感で撮影に臨めています
――出演が決まった時の思いをお聞かせください。 「まず、野木(亜紀子)さん、塚原(あゆ子)さん、新井(順子)さんの作品に出られること、日曜劇場にもう一度呼んでいただけたことがものすごくうれしかったです。本当にありがたい気持ちと、全力で何かお力添えできればいいなと思っています」 ――「ドラゴン桜」から3年ぶりということで、当時と心境の変化はありましたか? 「あの時は、この業界に入ってすぐのお仕事だったので、今ほど日曜劇場という偉大さに気付いていなく、大きい作品に出られるんだという感覚でした。それから3年ほどたって、あらためてよりこの重さを意識するようになりました」 ――実際、撮影に入ってみていかがですか? 「主に神木さんと宮本信子さんと撮影をしていて、なかなかご一緒することのない方たちなので、ワンシーンだけでも緊張しますが、とても楽しいです。身が引き締まる気持ちと、いい緊張感で撮影に臨めています」
――西垣さん演じる、玲央の後輩・ライトをどんな人物だと捉えていますか? 「ゆったりしている玲央とは逆で、ライトは明るくおしゃべりな役どころです。玲央もライトもギラギラしたハングリー精神はあまり持ち合わせていなく、ぼーっと生きています。実際にそういう人がいそうなので、自然体を意識しながら演じています」 ――ホストというお仕事を経験してみていかがですか? 「メンタルが強いなと思いました。第1話で女の子にナンパをして無視されるシーンがありましたが、実際自分がその立場だったら、心が折れちゃいそうだなと」 ――ホストの役作りで参考にしたことなどはありますか? 「実際に、ホストの方が監修で来てくださって、絶対に女の子が振り向いてくれる声の掛け方や立ち居振る舞いなどを教えていただきました。『君、かわいいね』と言うより、『お姉さん、久しぶり!』か、『お姉さん、ハンカチ落としたよ!』と言うのがいいと学んだり(笑)。シーンに合わせてその都度、相談しながら進めています」