【別府競輪G3】レース中止による抽選で強運発揮の競輪選手、特別優秀戦への進出喜ぶ「ギャンブルしないので運が残ってた」
別府競輪場のナイター「開設74周年記念・オランダ王国友好杯(G3)」は27日、3日目を開催。中止となった特選8Rのガラポン抽選の結果、みなし着、1位となった竹内翼(33歳・広島=109期)に話を聞いた。 ガラポン抽選とは、抽選器に入った1から30の数字が入った玉を参加選手たちが回すもの。福引などによくある機材に抽選器が似ているところからその名が付いたようで、数字の小さな玉を引いたものが着位の上位とみなされる。 抽選はレースの車番順に行われた。磯田旭、阿部拓真と続き3番車の南潤が「3」を引くと前2人を引き離して暫定1位となったが、続く4番車の竹内が南を上回る「2」を引いてトップに躍り出た。そのあと「1」を引いた選手がいなかったため、竹内のみなし1位が決定した。 「緊張とかは別にしなかったけど、みんな変に雰囲気を出したりして妙な空気でしたね。自分が2を引いたら『お~』とか沸いたり(笑)。1位がここで取れるとは、何か運を使い切ったみたい。自分は普段ギャンブルとかをしないから、運が残っていたのかもしれません」と竹内は初の抽選に戸惑いながらも好結果を喜んだ。 1~3位の選手が決勝のひとつ下の格付けである「特別優秀」へと進出できるだけに、盛り上がるのも無理はない。ちなみに2位は南潤、3位は佐々木悠葵だった。(netkeirin特派員)