小池知事定例会見4月28日(全文1)都電荒川線の愛称が決まる
多摩振興プランを8月にまとめる
それから3つ目は多摩地域の関連でございまして、多摩の明日を考えるワークショップの開催についてのお知らせでございます。東京は多面的な魅力にあふれているわけですが、その魅力を発揮するために多摩地域の発展が欠かせません。そのために都といたしまして2020年の先を見据えて、目指すべき姿を明らかにするということで、多摩の振興プラン、これを8月に策定する予定で作業を進めているところでございます。これまでに学識経験者などのヒアリングを踏まえまして、町内で検討を進めてまいりました。そして5月の下旬には素案を公表いたします。その上でパブリックコメント、さらには市町村への意見紹介など、幅広く意見を伺う予定といたしております。 で、この検討の一貫といたしましてワークショップを開催するということでございまして、そこでの成果もこのプランの最終まとめに取り入れていくことといたします。で、具体的にはこちらにありますように多摩地域を大きく西と東とに分けまして、5月20日の土曜日にはあきる野ルピアで、そして翌日の21日の日曜日には東京外語の府中キャンパスで開催をいたします。多摩で地域活動に積極的に取り組んでおられます自治会、それからNPO、事業者、学生さんなど、さまざまな方々にお集まりいただきまして多摩についてのご議論をしていただくということでございます。 21日の日曜日の東京外語の府中キャンパスにおけるこのワークショップにおきましては、私も会場に足を運ぶことといたします。議論の様子を拝聴させていただく、拝見させていただきます。で、今後の多摩地域の活性化に資するような議論が、実りあるものとなることを期待いたしております。担当は総務局となっております。
都電荒川線の愛称「東京さくらトラム」に
それから都電荒川線、愛称が決まりました。こちら。「東京さくらトラム」にいたします。もう説明の必要はないかと思いますけれども、先月17日から今月の7日まで都電荒川線の愛称についてご意見を募集いたしました。そして2000人を超える方々からご応募がございまして、そしてその結果、「東京さくらトラム」、これに決めさせていただきます。実は沿線はいろいろと名称が多いんですね。そしてその中のイメージにも合っているということとか、日本と東京を象徴する桜でございますので、外国人にも親しまれるだろう。それから平仮名で日本らしさがあるなど、さまざまなご意見を頂戴いたしまして、それらを踏まえて外国人を含む観光客の方にも親しみやすい愛称といたしました。 今日から主要の停留所、それから車内路線図などにも表示をいたします。それ以外の箇所については順次更新をしてまいります。今後、この愛称を積極的に使用いたしまして、都電の魅力を国内外に広くアピールするとともに、さらに利用者の誘致や沿線地域の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。 ちなみに皆さま、サンフランシスコに行くと電車に乗りたいと思うわけですよね。ですからしっかりと世界にも広げて、地域の足としても、それから観光の足としても活躍するようになればいいなと、このように思っております。 で、この「東京さくらトラム」ですけれども、沿線はかなり長いものがありますけれども、桜以外にも四季折々の花、それから名所・旧跡など見どころがたくさんございます。私も地元であります豊島区の大塚のこの沿線では、地域の方々が一生懸命バラを育てられて、もうそろそろバラ、ちょうどいい季節になってきて、本当はあの地域の方はきっとバラトラムにしたかったと思うんですけれども、でもこうやって花の間を通り抜けるなどというのはとてもいい、そしてちょっとのんびり感のある、この都電というのもよろしいんじゃないかなと思います。 これに併せて5月は、車内をバラで装飾いたしました「都電バラ号」を運行することとなっております。これを機会により多くの方々に「東京さくらトラム」をご利用いただきまして、東京の観光を楽しんでいただくことを期待いたしております。担当は言うまでもございませんが、交通局でございます。