任期満了に伴う県知事選挙が、あす（1月9日）告示されます。 今のところ現職と新人による一騎打ちとなる見込みで、17日間にわたる選挙戦が始まります。 県知事選挙に出馬を予定しているのは、現職で5回目の当選を目指す吉村美栄子さん（73）と、無所属・新人で自営業の金山屯さん（84）の2人です。 現職の吉村さんはきょう県庁での公務を終えた後、山形市内の神社で必勝祈願にのぞみました。 吉村さんは、公務との両立のため限られた日数での選挙活動となる見込みです。 大雨の被災地にも足を運ぶ予定で、迅速な復旧・復興を公約としています。 また、子育て負担の軽減や山形新幹線の米沢トンネル早期実現などを訴えます。 【吉村美栄子氏】「災害からの復旧・復興に全力をあげて取り組むこととチャレンジ5.0という5本柱を掲げて政策を訴える。チャレンジ精神を持って前向きに取り組んでいきたい」 福島県在住で新人の金山さんは、きのう県庁を訪れ、届け出書類などの準備を終えたということです。 あすは立候補の届け出後にＪＲ山形駅前で第一声をあげる予定で、選挙期間中も連日県内入りして訴えを広げます。 無投票の阻止を出馬理由にあげ「若者に政治への関心を高めてほしい」などと話しています。 このほか、パートナーシップ宣誓制度の廃止や、高速道路の安全対策の見直しなどを訴えます。 他に出馬の動きはなく、前回2021年に続き、現職と新人による選挙戦となる公算が大きくなっています。