【注目】今知るべき至高のビリヤニ店4選 そもそも「ビリヤニ」ってなんだ?
子供の頃から親しんだ思い出のビリヤニが原点『ビリヤニすいさんしつ』@小伝馬町
店主の奈良さんは子供の頃からビリヤニが大好き。叔母さんのパートナーがパキスタン人で、日本にいながらにして幼少期に本場の料理に慣れ親しんだという。その味が忘れられずビリヤニの道へ。 イベントなどで"流しのビリヤニ"として活躍しつつ店でも提供する。ビリヤニは定番のチキンと日替わりの2種類で、ハーフ&ハーフもある。 ビリヤニハーフ&ハーフ1800円 チリの辛みを旨みに変えるパキスタンの手法とインド・ハイデラバードに炊き方を取り入れたのが奈良さんスタイルだ。豊潤なスパイス感はあっても重たくなくスルスル入る。 [住所]東京都中央区日本橋本町3-11-10BONUS BLD2階 [電話]090-3527-8176 [営業時間]11時半~14時(13時半LO) [休日]日・月・木 [交通]地下鉄日比谷線小伝馬町駅1番出口から徒歩6分
タンドール窯で炊き上げた北インドの味『シャヒ・ダワット』@小川町
目の前に鍋ごと運ばれてきたビリヤニの蓋を開けた瞬間、不思議な香りが鼻先をついた。なんだろうと思ったらローズウォーターとサフランを使っているという。ナプキンで包まれたインドの壺型の鍋の中をかき交ぜると、今度はカレーとスパイスの香りが溢れ出た。 海老と魚ビリヤニ(S)2420円 この店のビリヤニは調理法が珍しい。壺のような鍋にカレーとバスマティライスを交互に詰めてアルミホイルでぴっちりと蓋をし、ナンなどを焼くタンドール窯に沈める。直火ではなくゆっくり蒸し炊きにするため米の旨みが引き出されるのだ。 [住所]東京都千代田区神田錦町2-2-11田口ビル地下1階 [電話]03-3293-5897 [営業時間]11時~15時※土・祝は11時半~、17時~22時(21時LO)、日:11時半~15時 [休日]無休 [交通]地下鉄都営新宿線ほか小川町駅B7出口から徒歩4分
モダンインディアが繰り出すのは季節のビリヤニ『SPICE LAB TOKYO(スパイスラボトーキョー)』@銀座
伝統的なインド料理をイノベーティブに表現し、食べる人を驚かせてきた『スパイスラボトーキョー』。そのすべてのコースで出すのが人気のビリヤニだ。内容は季節で変わるが、日本の旬の食材を使うことも多いという。 季節のビリヤニ「シグネチャーランチコース」6500円より この日はとうもろこしのピューレも炊きこんだ枝豆ととうもろこし。ふんわり甘い香りとスパイスの出合いは絶妙なマッチングだ。 日本の食材を使う時も軸足はインドにあるが、桜エビやしらすなども使う自由な発想が頼もしい。これからもどんなビリヤニが登場するのかワクワクさせられる。 [住所]東京都中央区銀座6-4-3GICROSGINZA GEMS10階 [電話]03-6274-6821 [営業時間]11時半~15時(14時LO)、17時半~22時半(21時LO) [休日]月(月が祝の場合は営業、翌火休) [交通]地下鉄銀座線ほか銀座駅C3出口から徒歩2分 撮影/西崎進也(ジョニーのビリヤニ、ビリヤニすいさんしつ、SPICE LAB TOKYO)、貝塚隆(シャヒ・ダワット)、取材/岡本ジュン ※2024年9月号発売時点の情報です。 …つづく「なんと総重量「4キロ超」…!秋葉原の《デカ盛り》を食べ歩きしたら想像以上にヤバかった」では、聖地と言われるアキバのデカ盛りの味、食べ応えを覆面調査隊が実食レポートしています。