英キャサリン皇太子、王室行事で涙をこらえるような場面も 9月にがん治療終了を報告
化学治療を終えた英王室のキャサリン皇太子妃(42)が9日、英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた第1次世界大戦の終結を記念したリメンブランス・デーの式典に、夫のウィリアム皇太子(42)とともに出席した。9月にがんの治療を終えたことを報告して以降、皇太子妃が大きな王室行事に登場するのはこれが初めてで、チャールズ国王やアン王女らとともにロイヤルボックスで亡くなった兵士たちを追悼した。米ピープル誌によると、式典の途中で涙をこらえるような場面も見られたという。 【写真】式典に出席したキャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子 呼吸器系の疾患のため公務を休んでいるカミラ王妃は、この日の式典を欠席した。 皇太子妃は故エリザベス女王が結婚祝いとして贈られた真珠のドロップイヤリングを着用し、女王に敬意を表していた。また、戦争で死没した軍人を追悼する目的で着用されるポピーが3つ連なったブローチを胸につけおり、第1次世界大戦で戦死した曽祖母の3人兄弟を追悼するためだったと英サン紙が伝えている。 皇太子妃は翌10日にも、ロンドンのホワイトホールにある戦争記念碑、ザ・セノタフで行われた記念式典に出席。エドワード王子の妻ソフィー妃と並んでバルコニーに登場し、2日連続で元気そうな姿を見せた。英メディアはまだ完全復帰とはいえないものの、国民は皇太子妃の姿を見ることができて安心していると伝えている。 ウィリアム皇太子は先週、単身で訪問した南アフリカで記者団に「過酷な1年だった」と皇太子妃と父チャールズ国王の闘病について振り返っていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)