忘年会シーズンを前に確認したい、サントリーの“ドリンクスマイル”が意味することとは
毎年11月10日から16日は厚生労働省が定める「アルコール関連問題啓発週間」。サントリーは11/6(水)に、東京ミッドタウン日比谷で発表会「新たな適正飲酒啓発活動に関する説明会」を実施した。2024年2月に厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が発表されるなど、近年お酒にまつわる話題のひとつとしてにわかに注目を浴びる概念“適正飲酒”に対して、同社はどのように向き合い、活動につなげていくのか?
「ドリンクスマイル」が意味すること
サントリーは、適正飲酒の大切さとお酒の魅力を伝える「ドリンクスマイル」活動を11月6日(水)から開始。2025年から2030年までの6年間で、日本国内で延べ20万人を目標に「ドリンク スマイル」セミナーを開催するという。 登壇者はサントリー株式会社 代表取締役社長 鳥井信宏(とりいのぶひろ)氏とサントリーホールディングス株式会社 執行役員グローバルARS部長 宮森洋(みやもりひろし) 氏。まず鳥井氏から「ドリンク スマイル」の取り組みが発表され、後半では、宮森氏からサントリーが実践するアルコール関連問題への取り組みが発表された。 「ドリンクスマイル」では、適正飲酒啓発による「お酒との共生社会実現」に「お酒文化の継承」を加えることで、正しく多様なお酒の楽しみ方を発信するという。鳥井氏は、「お酒のある席でお酒を飲む人、飲まない人が分け隔てなく、お酒やノンアル・ソフトドリンクなど、それぞれのドリンクを持って幸せな時間を過ごせるように、また笑顔のある場を共有できるお酒ならではの価値を大切にしていきたいという意味を込めた」と語る。 本活動の目玉となる「ドリンクスマイルセミナー」では、企業、自治体、大学を中心に、2025年から年間30,000名に実施予定。2025年から2030年までの6年間で、日本国内で延べ20万人の啓発活動を目指していくという。 セミナーのコンテンツは大きく分けて2つ。1つがお酒の価値と適正飲酒について学べる動画コンテンツだ。俳優の吉高由里子さんを起用し、若い世代にも親しみやすい形でお酒の適切な付き合い方を学ぶことができる。 もう1つは体験型のコンテンツ。サントリーが提供するビール、ハイボール、ジン、ノンアルコールドリンク等の試飲を通じてお酒の楽しみ方を実際に学べるほか、VR技術を用いて山崎蒸溜所内の施設見学を疑似体験できるコンテンツも提供される。