【40代、50代のヘア】大人のモード感漂う「レイヤーウルフ」。パーマで動きとやわらかさをプラス!【人気美容師/boy の八重嶋美彩さん】
■【もともとの髪は?】ボリュームのある直毛。 しっかりカット+しなやかパーマで、お手入れがぐんと楽なスタイルに
武見さんの悩みは、「毛量が多くて直毛なのですが、後ろの髪の一部分にクセが出るのが気になっています。サーフィンが趣味で、紫外線と海水で髪が傷みがちです」。 面長の顔が強調される気がするため、ショートは避けているのがこだわり。 また、どんなファッションにもマッチする、前髪を下ろしたひとつ結びが定番のため、髪を結べる長さは必ず残してもらっているそう。
【Before/髪を変える前の武見さん】
量が多く、太くて硬い髪質。痛みも気になる。 今回、担当した美容師の八重嶋美彩さんについては、「いつも素敵な髪型をしている友人に1年半前くらいに紹介してもらい、今はおまかせでお願いしています。計算しつくされたカットやおしゃれなカラーで髪型が決まりやすくなり、キャップやストローハットなど帽子を合わせるのも楽しくなりました」。 ファッション業界に身を置く武見さんは、ファッションとヘアスタイルのトータルコーディネートやバランス感も気になるそう。 今回はカットの工夫と根元からのパーマで、ボリュームを抑えつつ、しなやかな動きのあるスタイルを作ってもらった。
■大人のトレンドヘア作り・その1 【カット&パーマ】は? レイヤーと根元からのパーマでデザインを入れつつ、ボリュームをコントロール
前髪は眉下の長さに設定し、サイドはフェイスラインに沿うようにつなげる。後ろはギリギリ結べる程度の、少し肩につくくらいの長さに。 前髪は分け目が出ないよう、トップの奥の位置から髪を取ってフルに下ろす。重くなりがちなので、毛先に隙間を作るようにカットして軽やかに見せるのがポイント。 全体的に毛量を削りつつ、表面にもレイヤーを入れて動きを出す。 前髪はワンカール。他の部分は、ボリュームが出ないようにロッドを斜めに配置して、縦に落ちるようなパーマを根元からかけている。 トリートメント成分が配合されているパーマ剤を使い、「つけデジパーマ」(濡れた状態でパーマ剤を塗布した髪をロッドで巻き、熱を加えてカールをつける技術)を取り入れると、しなやかに仕上がる。
■大人のトレンドヘア作り・その2 【カラー】は? ローライト入りの明るめカラーで、白髪が伸びても目立ちにくく!
白髪が気になる状態なので、グレイカラー(白髪染め)とファッションカラーを2:1でブレンド。透明感がありながら、白髪は明るく染めてくれる。 カラーはやや濃いめのミルクティーグレージュをセレクト。グレイカラーは赤みが出やすいため、赤みを抑えるアッシュ(くすみがかったグレー系の色)をしっかり加えるのがポイント。 前髪やこめかみ、頭のハチ部分など、ボリュームが出やすい箇所にシルバーグレーのローライトを入れて、自然な陰影をつけると、白髪も目立ちにくくなる。