まさに”衝撃”…「電撃トレード」で移籍した大物(6)波紋を呼んだ”ジャイアンツ入り”も
近年のプロ野球では、交換トレードが活発化してきている。さらに歴史を振り返ると、「電撃トレード」も数多く発生しており、主力選手が他球団に移籍したケースも少なくない。そこで今回は、2000年以降に発生した電撃トレードで他球団に移籍した選手を紹介する。
サブロー(ロッテ→巨人)
出身:岡山県 投打:右投右打 身長/体重:181cm/90kg 生年月日:1976年6月1日 ドラフト:1994年ドラフト1位 千葉ロッテマリーンズの看板選手として活躍し、ファンからも高い人気を博したサブローのトレードは、大きな衝撃を与えた。 1994年ドラフト1位でマリーンズ入りしたサブロー。2002年に初の規定打席をクリアすると、2005年には打率.313(規定未満)、14本塁打、50打点の好成績を残し、31年ぶりのリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。 さらに、2010年には打率.261、19本塁打、71打点の好成績をマーク。ポストシーズンでは4番に座り、日本一の原動力となった。 ところが、翌2011年のシーズン途中に工藤隆人+金銭の条件で読売ジャイアンツへのトレード移籍が発表。日本一の翌年に、選手会長も務めていたサブローのトレードは大きな波紋を呼んだ。 ジャイアンツ移籍後は48試合出場、打率.243、1本塁打と寂しい数字となり、同年オフにFA権を行使してマリーンズへ復帰。その後も慣れ親しんだ地でプレーを続け、2016年限りで現役を引退した。
ベースボールチャンネル編集部