商品の投票や使用でポイントが貯まる「KIKI World」のNFCチップ付きネイルとは
世界を変える可能性のあるNFCチップ付きネイル
これまでKIKI Worldでは、コスメ商品のキャップにNFCチップを付け、商品の使用ごとにポイントを付与してきたが、2023年、キャップではなくネイル自体にNFCチップを付けた商品を展開した。 ネイルにスマホをかざすと、自身のプロフィールに接続することができ、ユーザーは新しい形で初対面の人とのつながりを作ることができる。このNFCチップ付きネイルは、どのような背景で誕生したのか。
「KIKI Worldの初期メンバーであるWinnyがChip with KIKI(NFCチップ付きネイル)の立ち上げを提案してくれて、私たちはこれ以上ないほど興奮しました。 私たちのゴールは、すべてのクリエイター、店舗、オーディエンスに報酬を与え、コミュニティの意見を取り入れて製品を共同製作できるようにすることです。
NFCチップを搭載した商品は、私たちの目標を実現するために中核をなすものです。 安全で暗号化されたNFCタグが、大量生産中に壊れないようにするための製造上の課題は無視できるものではありませんが、私たちはそれを克服し、ネイルを通じて世界をつなげることを目指していきます」とJanaさんは語った。
NFCチップ付きネイルに対する反響は大きく、トルコで開催されたイベントで公開された最初の数日間で、Xだけで100万回以上のインプレッションを獲得した。 また、アジア、ヨーロッパ、アメリカのメディアにも取り上げられ、直感的で活用も容易なNFCチップ付きネイルは、世界を席巻する可能性を秘めている。
美容の枠を超えたコミュニティ体験を世界中に広げる
このように、コスメブランドの新たな世界を模索しているKIKI Worldだが、今後どのような未来を見据えているのだろうか。 「KIKI Worldは今後、中核となる美容製品以外のクリエイター、コミュニティ、ブランド体験をパワーアップさせます。 また、スキンケアやその他のカテゴリーにおいて、KIKIの会員による独自のブランドで、より深い共創の実現を目指します。コミュニティと共創した製品を実店舗で販売するというアイディアにも意気込んでおり、それがどのようなものになるのか、初期段階をアメリカで模索しています。 中長期的には、KIKIのコミュニティ・コマース・ツールが製品づくりを後押しし、美容の枠を超えたコミュニティ体験が世界中に広がることを計画しています。 コミュニティの創造性、テクノロジー、そしてインセンティブを活用することで、より革新的で、持続可能で、エキサイティングな世界が実現すると考えています」 KIKI Worldには「ブランドと顧客の関係性は今後どうあるべきか」といった問いに対するTIPSが詰まっている。今後もKIKI Worldを追って、ブランドとしてのコミュニティとの共創のヒントを得てみてはいかがだろうか。