ペルセウス座流星群見えた! 観察会に70人、天体ショー楽しむ 与論島
ペルセウス座流星群の観察イベント(与論島夜空のおさんぽガイドの会主催)が12日、鹿児島県与論町のゆんぬ体験館であった。島民や観光客ら約70人が参加。講話や観察会を通して星空の魅力を味わった。 与論町は2019年に和歌山大学観光学部と観光振興に関する包括連携協定を締結。以降、連携して特に星空を地域資源とした観光地域づくりに取り組んでいる。イベントは町民に天文、宇宙の魅力に触れてもらおうと初開催した。 初めに、同ガイドの会で和歌山大学大学院観光学研究科の澤田幸輝さん(26)が講話。民間、行政、大学が連携して立ち上げた同ガイドの会や町で進めている光害(ひかりがい)対策について説明した後、ペルセウス座流星群の特徴などを解説した。
後半は外に出て、天体望遠鏡を使って月や一等星を観測した後、ござに寝転んで流星群の出現を待った。同ガイドの会の阿由葉辰夫さんがこの日見える星座を紹介する中、10分ほどで流星群が現れ、参加者から歓声が上がった。 澤田さんは「イベントが自分たちの島の星空の美しさを再認識するきっかけになれば」と話した。