【高校サッカー】静学、3度目の頂点へ…望月就王は予測力と運動量武器の攻撃的SB…全国選手権28日開幕
望月は攻撃的な右サイドバック。MF原星也(3年)と連動して攻め上がり、ときには内側に切れ込んでミドルシュートを放つ。11月、飛龍との県選手権準決勝(6○1)では中央に走り込んでゴールを奪った。50メートル走のタイムは6秒8で「チームで3番目くらいに遅いです」と笑うが、そんなことを感じさせない予測力と、豊富な運動量でチームを支えている。 地元・静岡市の出身。シズナンFCやカワハラFCで個人技を磨き、付属中時代に全国4強。「選手権で勝ち進むことで、静岡市の子どもたちの目標になれれば」と、自らの小学生時代を思い起こしながら、年末の舞台を見据える。 同じポジションの野田裕人主将(3年)が先週末、左足の負傷から実戦復帰した。レギュラー争いが激しくなるが、「自分のレベルアップにつながる」と競争を歓迎。さらに気を引き締めて日々の練習に取り組んでいく。(里見 祐司) ◆望月 就王(もちづき・なお)2006年7月2日、静岡市生まれ。18歳。サッカーは3歳から。静岡学園中3年夏に全国4強。173センチ、64キロ。血液型A。家族は両親と姉。
報知新聞社