豪華で広い室内が人気のキャブコン・タイプのキャンピングカー。アネックス「リバティ50DB」は車幅2m未満
そんなカムロード・ベースの高級キャンピングカーの中で、前述のとおり、全長5m未満、全幅2m未満というコンパクトな車体を実現したのがリバティ50DBだ。具体的なボディサイズは、全長4990mm×全幅1950mm×全高2830mm。このモデルを手がけるアネックスでは、以前からカムロード・ベースのキャブコンとして、同社フラッグシップのリバティ52シリーズを擁している。こちらのボディサイズは全長5230mm×全幅2040mm×全高2880mmだから、新型のリバティ50DBは、全体的によりコンパクトな設定になっていることがわかる。
もちろん、リバティ50DBも高い居住性を求められるキャブコン・モデル。そのため、高さは2.8m以上あり、全高2.2m以下など高さ制限のある立体駐車場には入庫できない。だが、全長や全幅は、一般的な駐車場の多くに入れるサイズだし、2m未満の全幅により、細い路地などを走行しやすいことも特徴だ。 ■リバティ50DBの室内 一方の室内。車体左側にあるエントランスから入ると、すぐ右にオプションの電子レンジや85L冷蔵庫もセット可能なキッチンを配置。通路を挟んで反対側には、テーブルと5人がけのソファを備えるダイネット(リビング)も装備する。
また、室内前方の上部には、バンクベッドと呼ばれる就寝スペースがあり、跳ね上げ式のベッドは長さ1730mm×幅1370mm。さらに室内最後尾には、取りはずしも可能な2段ベッド(長さ1820mm×幅690~820mm)があるほか、中央のダイネットもベッド展開が可能だ(長さ1890mm×幅930mm)。これらベッドを備えることで、就寝人数は大人3名+子ども2名を確保する。なお、乗車定員は、ガソリン2WD/ディーゼルターボ2WDが8名、今回展示されたディーゼルターボ4WDの場合で7名だ。
■電装オプションと12色のカラーバリエーション じつは、このモデルは、2024年2月に千葉県・幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2024」で初披露されたのだが、今回のショーでは、内装などをアップデートし、さらに商品力を高めている。 まず、内装では、テレビ台と調理台まわりに照明を追加。また、ダイネットにもカーテンや照明を加えることで、さらに高級感をアップしている。加えて、テーブル横にはドリンクホルダー(4つ)を備え付けて利便性をアップしたほか、サードシートの座り心地も改善。ダイネット後方にあり、トイレなどを備えられるマルチルームには大きなミラーと収納棚、ハンガーパイプ、防水パンも装備。これらすべてが標準設定となっている。