濱口竜介、楊德昌、ビクトル・エリセが愛する西部劇「リオ・ブラボー」特別上映
ハワード・ホークスが監督、ジョン・ウェインが主演を務めた1959年の西部劇「リオ・ブラボー」の特別上映が決定。4月19日から25日の1週間限定で東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて上映される。 【画像】「悪は存在しない」場面写真 (c)2023 NEOPA / Fictive(他15件) これは濱口竜介の新作「悪は存在しない」の公開を記念した企画。「リオ・ブラボー」は濱口がかねてよりフェイバリットに挙げている作品だ。エドワード・ヤン(楊德昌)が「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」で、ビクトル・エリセが「瞳をとじて」で、それぞれ本作への直接的なオマージュを捧げているほか、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメール、グレタ・ガーウィグら数多の映画監督がホークスや本作からの影響を語っている。 「リオ・ブラボー」はメキシコ国境近くの町リオ・ブラボーを舞台にした物語。保安官のチャンスは、ならず者のジョーを殺人の現行犯で逮捕するが、ジョーの兄で町を牛耳るネイザンが弟の釈放を要求して町を封鎖し、金で雇ったガンマンたちを送り込んでくる。おびえる住民は誰もチャンスの味方につこうとしない。彼の味方は片足の不自由な老人スタンピーと酒浸りの保安官助手デュード、そして町を通りがかった早射ちの若者コロラドだけだった。ウェインのほかディーン・マーティン、リッキー・ネルソンらが出演している。 鑑賞料金は1500円均一。ワーナー・ブラザース映画が配給する。なお「悪は存在しない」は4月26日に公開。 (c)1958 Armada Productions. (c)1987 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.