ロシア経済〝世界4位〟の虚実 「購買力平価」は高所得国と低所得国で大きな差 最も好都合な数字使うプーチン大統領
対象とする商品・サービスの差があるため、国際機関の間でもPPPドルベースGDPは異なる。国際通貨基金(IMF)が公表している22年のPPPドルベースの名目GDPは、1位中国、2位米国、3位インド、4位日本、5位ドイツで、ロシアは6位となっており、世界銀行との数字とも異なる。
結局、プーチン大統領は最も好都合の数字を使ったわけだ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
対象とする商品・サービスの差があるため、国際機関の間でもPPPドルベースGDPは異なる。国際通貨基金(IMF)が公表している22年のPPPドルベースの名目GDPは、1位中国、2位米国、3位インド、4位日本、5位ドイツで、ロシアは6位となっており、世界銀行との数字とも異なる。
結局、プーチン大統領は最も好都合の数字を使ったわけだ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)