「うるさい」「邪魔だ」と通報相次ぐ駅前路上ライブ…市民にホンネを聞くと「文化を守っていくべき」「いや、SNSで発信できる」と賛否。アーティスト側は「嫌ならさっと帰ってほしい」
アーティスト本人は「『生の歌声を届けたい』という一心で」
では、川崎駅前で路上ライブをするアーティストたちは、このような声があがっていること対して、どう思っているのだろうか? 本音を聞いてみた。 まず、路上ライブで100人近く観客を集めるソロシンガー・髙橋一輝さん(29)は次のように語る。 「直接人の目に触れないと活動が広がらないので、『生の歌声を届けたい』という一心でやっています。僕も通報されたことは何度もありますが、みんな夢があってやっているので、嫌ならわざわざ通報せずにすっと帰ってほしいと思います。駅周辺にいる人は、帰るだけの人が大半だと思うので」 次に、3ピースバンド「Vivanz Eden」のリーダー・KAORUさん(25)はこう語った。 「これまで2回程、通報されて警察に声をかけられたことがあります。そのときは、その場で演奏を止めて、すぐに撤収しました。でも、僕らが勝手にやっていることなので、不快に思う方もいるだろうし、『通報するなよ』とは思いません。アンプとドラムを使っていますが、音量には気を遣いながら演奏しています」 川崎駅前は、ほかの地域に比べると路上ライブに対して寛容な人が多く、街ゆく人から嫌な顔をされることも少ないようだ。 路上ライブするアーティストも、それを楽しむ観客も、マナーを守り、駅の利用者には配慮してほしいところだ。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
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