「勝手に親近感とご縁を感じています」 足立佳奈が2年前に明かしていた吉川尚輝との”つながり”
巨人の吉川尚輝内野手(29)が28日、結婚を電撃発表した。お相手は同じ岐阜出身でシンガー・ソングライターの足立佳奈(25)。約2年間の交際期間を経てゴールインを迎え「共通の話題も多く、似た感覚を持っていることで互いに導かれるものがありました」などとコメントを出した。今季143試合全試合出場、初のゴールデン・グラブ賞受賞などの活躍でチーム4年ぶりの優勝に貢献した裏には、足立の献身的な支えがあった。生涯の伴侶を得て、来季はさらなる飛躍を目指す。 尚輝 好守の裏に機微を感じ取る力 機微を感じ取ることにたけている男だからこそ、華麗で圧倒的な守備を披露することができる。シーズン中何度もスーパープレーを見せる吉川だが、その裏には直前の仕込みがある。相手打者の立ち位置やタイミングの取り方の変化を観察し、微妙にポジショニングをずらす。優れた観察眼から生まれるその一歩がファインプレーにつながるのだ。 プレーだけではない。口数が多いわけではないが、状況や心情を理解して適切なタイミングで声をかける。二遊間を組む門脇は「落ち込んでいる時とか悩んでいる時に話しかけてくれてうれしい」と語り、岡本和も「何でも話す」と全幅の信頼を置く。ナインからの人望が厚い。 今季、契約更改で大幅昇給を勝ち取ったが、自身へのご褒美に使わず、「お世話になった兄貴2人に何かしてあげたい。家のリフォームとか」と明かした。そんな家族思いの男は伴侶とともに、さらに躍進してくれそうだ。(宮内 孝太) 足立 22年本紙インタで“憧れ”口に 吉川尚輝選手との結婚を発表した足立佳奈は、メジャーデビュー8年目のシンガー・ソングライター。祖父の影響で、物心ついた時から熱烈なG党だった。 学生時代はスポーツ少女。兄が白球を追う姿を見て、自身も小学3年から6年まで男の子にまじって野球をプレー(中学時代はソフトボール部)。ちなみに、当時の憧れは高橋由伸だった。 吉川選手とは同じ岐阜県出身で、しかも、隣町同士。2022年7月には巨人主催試合を盛り上げる「GIANTS SUMMER GIRL 2022」に就任した。その際の本紙インタビューでは一番応援している選手に吉川を挙げ、「小学校の最後はファーストだったけど、(当時)セカンドをやりたくて頑張っていたので憧れの気持ちが強いです」と告白。吉川選手の出身小学校には合唱団の練習で通っていたこともあり、瞳をキラキラさせて「勝手に親近感とご縁を感じています」と語っていた。
報知新聞社