WBAが井上尚弥とアフマダリエフに指名試合を命じる 交渉期間30日間も次戦で対戦するかは不透明
世界ボクシング協会(WBA)選手権委員会は13日(日本時間14日)、4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=と、指名挑戦者で同級1位のムロジョン・アフマダリエフ(29)=ウズベキスタン=に指名試合を闘うよう命じた。 両陣営に公式文書を送り、交渉期間は30日間で、7月14日まで。合意に達しない場合、または当事者のいずれかが試合への署名を拒否した場合、委員会は入札を要請することができる。WBAの指名試合の期限は9カ月で、井上は昨年12月26日にWBA王座を獲得しており、指名試合は今年の9月25日までに行わなければならないとしている。 ただし、井上はWBAスーパー王者のため、指名試合の期限を18カ月に延長することができると見込まれるため、9月に東京・有明アリーナで予定している次戦で元WBA、IBF世界スーパーバンタム級統一王者のアフマダリエフと対戦するかは不透明。現状では元IBF世界同級王者で、現WBOアジア・パシフィック同級王者のTJ・ドヘニー(37)=アイルランド=の挑戦を受けることが有力とみられる。 プロ戦績は井上が27戦27勝(24KO)、アフマダリエフが13戦12勝(9KO)1敗、ドヘニーが30戦26勝(20KO)4敗。