【防災備蓄のローリングストック! 時短&おいしい超簡単レシピ⑩】疲労回復に! イカの味付け缶で「イカと紅しょうがの混ぜご飯」
今泉:そうなんです。胴肉と脚、両方がバランスよく入っています。ボウルに開けると…ほら、かなりたっぷりの量が入っているでしょう? ギリコ:缶の大きさからイメージしていたよりも、ずいぶんたくさんが入っているんですね。缶にギュッと詰まっていたことがわかります。
今泉:まずはこれを崩していきます。ちょっと大きなものは少し小さくしますね。やわらかく煮てあるので、スプーンやへらで簡単に切れますよ。 ギリコ:本当ですね。イカがスプーンで切れてしまうとは、驚きです。それにまな板も包丁も使わなくていいなんて、うれしいっ!
今泉:あとは、ここに温かいご飯、汁気をきった紅しょうが、刻んだ青ネギを加えて混ぜれば出来上がりです。仕上げに白ごまをふってくださいね。 ★イカと紅しょうがのまぜご飯(材料1人分) ボウルにイカ味付缶け1缶(155g)を汁ごと入れ、スプーンなどで食べやすい大きさに切る。温かいご飯茶碗1杯分(約200g)、汁気をきった紅しょうが15g、カット青ねぎ大さじ3(約15g)を入れて混ぜる。器に盛りつけ、白ごま少々をふる。
ギリコ:イカの旨味が溶け出した甘辛い煮汁が、ご飯にしみてすごくおいしいですね! 紅しょうがの酸味と辛味、ねぎの風味がよいアクセントになっています。 今泉:イカの缶詰の煮汁は、メーカーによって濃いめだったりあっさりめだったりといろいろな味があるので、ぜひ好みのものを見つけてくださいね。
缶はリサイクル率90%以上で、環境にも優しい
ギリコ:先生にお料理を教わるのも、今回が最後…本当にありがとうございました! 今、コーヒーメーカーをセットしましたので、ぜひ今日はコーヒーでも飲みながら、ゆっくりしていってください。 あ、そうだ。明日はちょうど缶ごみの収集日。コーヒーができる前に空缶をマンションのごみ置き場に出してきます。 今泉:空になった缶をすぐごみ置き場に出せるなんて、良いマンションですね。それならローリングストックもしやすいですね。 ギリコ: でも、実はちょっと罪悪感が生まれることもあります。毎回、缶詰を料理に使うたびにこんなにごみを出していいのかなぁって。 今泉:確かに缶のごみはかさばりますし、アルミ缶とスチール缶で分別する自治体もありますよね(※1)。 ※1 分別については、ごみ置き場それぞれのルール、または自治体により異なる。 ギリコ:はい。私の住んでいるマンションはアルミ缶はこの箱、スチール缶はこちらの箱とごみ置き場に2種類の空き缶用ボックスが置いてあります。見たところ、みんなきちんと分別して捨てているようですが、手間といえば手間です。 今泉:ちなみに日本での缶のリサイクル率を調べると、スチール缶は92.7%(※2)、アルミ缶は93.9%(※3)。 これは世界でもトップクラスのリサイクル率。缶詰に使用されている缶は、回収したあと資源として再生させ、再び利用するという仕組みが日本ではしっかりできているからです。 ※2 2022年/スチール缶リサイクル協会より ※3 2022年/日本アルミニウム協会より ギリコ:よかった! きちんとリサイクルされていると聞いて、安心しました。 今泉:私たち一人一人がきちんと分別することが大切なので、これからも分別を続けてくださいね! ギリコ:万一自宅での避難生活となったときに、とても役に立つと思って缶詰をいろいろ備蓄していましたが、賞味期限が切れる前に普段の生活の中で、「おいしく食べる」ということがなかなかできずに困っていました。 教えていただいたアイデアレシピを活用して、これからもしっかり、楽しく備蓄していきたいと思います。 今泉:できれば1週間分以上の食べ物を備えるといいですね。自然災害に限らず、急な体調不良やケガなどで家から出られないときにも重宝します。 備蓄としても、普段の食事に手軽に使える食材としても、ぜひ缶詰を活用してくださいね!
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