「金麦」なのにサワー!? 増税で市場低迷の新ジャンル ブランド生き残りへ次の一手 サントリー
また「金麦」では季節ごとに味わいを変え、四季ごとの提案で食卓を演出してきた。今年は新コンセプトを取り入れる。 9月に発売する〈帰り道の金木犀〉は、秋の夕暮れにキンモクセイがふわっと香るシーンを思わせる、甘く爽やかな香りのアンバーエールタイプ。季節のワンシーンを商品名に盛り込み、ブランドへの興味を喚起する。 同社ビール類トータルの上期実績は95%と市場を2㌽ほど下回ったのに対し、通期計画は100%とやや強気だ。 多田氏は「チャンスの兆しは見えており、まだまだ『金麦』でマーケットを活性化できる」「大票田の『金麦』にしっかり取り組んだうえで、『プレモル』や『サントリー生ビール』もさらに磨く」と、通期での巻き返しへ意気込みをみせた。