フェルスタッペンの前戦リタイア原因はネジの締め忘れ? チームは「もっと複雑」と説明も、再発防止には自信
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGP序盤にブ レーキがトラブルによりオーバーヒートし、リタイアを余儀なくされた。 【リザルト】F1第4戦日本GP:フリー走行2回目 トラブルの引き金となった正確な原因について、レッドブルから詳細な説明はないものの、様々な説が浮上している。 そのひとつは、ブレーキキャリパーを正しく作動させるために重要なネジを締めなかったことが原因だというものだ。 日本GPの木曜日、フェルスタッペンはトラブルの原因は設計上の欠陥というより、作業上の問題だったと示唆し、その説に信憑性を持たせた。 「最終的には大問題にはならなかったけれど、もちろん適切に固定しなきゃいけない」と彼は語った。 「このようなことが二度と起こらないようにするため、手順を少し変更する予定だ」 しかしレッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、それ以上に複雑な状況だったと説明している。 モナハンは、フェルスタッペンがFP1でコースオフして縁石にフロアを打ち付けたところがきっかけとなり、連鎖的にトラブルにつながった可能性があると考えている。 「レースからリタイアするマシンで何度も見られてきたように、一連の出来事が特定の順序で発生し、それが引き金となるんだ」 「金曜日まで遡ることができる。土曜日には何か不都合なことがあったのかもしれないという不明瞭なヒントはあったが、失望の原因だと考えられるほど目立ったものはなかった。たくさんのことがあったんだ」 「一連の流れを止めることができれば、問題は解決する。そのシークエンスを中断させようとする小さな変化を施している。それはクルマのすべてに当てはまることだ。リタイアに繋がる一連の出来事を、リタイアになる前に止めようということだ」 「だからどのプロセスが原因だとか言うつもりはない。その一連の流れを確実に断ち切るために、誰もがベストを尽くすだろう」 モナハンは、日本GPに向けていくつか短期的な修正が施されている一方、長い目で改善が進められていくと語った。その一方でモナハンは、問題再発はしないと自信を示した。 問題が再び起こる可能性はあるかと問われ、彼は「それはないだろう」と答えている。
Jonathan Noble