<先輩はおとこのこ>梅田修一朗×関根明良インタビュー(2) まこと先輩の絶妙な表現 2人の高校時代は?
--声優を目指すようになった時期は?
梅田さん 高校生の時は、自分が目指せる立場じゃないと思っていたんです。大学で演劇サークルに入ってから、これは目指してもいいかもしれない……と変化しました。なので、高校生の時はただの憧れでした。
◇素晴らしい座長
--2人はこれまで共演したことがあった?
梅田さん 初めてです。第1話の時から、引っ張ってもらえるような頼もしさを勝手に感じていました。関根さんは先輩ですが、フラットに「この作品を一緒に作っていく仲間なんだよ」と会話の中で言ってくださり、それが安心感と楽しさにつながって、うれしかったです。
お芝居を通して、一緒に作っていく仲間だと感じさせてもらえたのも心強かったです。関根さんが、イルカの鳴き声みたいな声を出してチューニングしているのを見たり……。
関根さん 喉の調子の確認のためのルーティーンで無意識にやってしまっていて、よく驚かれます(笑い)。
梅田さん 僕もしっかりしなければ!となりました。
関根さん 梅田さんは声を聞いてすぐに「まこと先輩だ!」となるくらいキャラクターをとても大切に思っていて、作品のこともすごく考えている方です。本当に気遣い屋さんで、現場をまろやかにしてくださる方なので、内田さん(大我竜二役の内田雄馬さん)と「素晴らしい座長でよかったね」と話していました。
梅田さん ありがとうございます!
関根さん 私は梅田さんの笑いのアドリブがとても「先輩だ!」と感じることが多くて。まこと先輩は可愛いものが好きで、仕草にも女性らしいところもあるけれど男子高校生であるというところがとても繊細で表現をする上で難しいだろうなと個人的に思うのですが、その絶妙なラインをしっかり表現されている「ふふっ」という笑い方が本当にすてきで「まこと先輩だ!」と感じています。
梅田さん 笑いやアドリブはもっと磨かないといけないですし、プレッシャーがあったので、うれしいです。
テレビアニメ 「先輩はおとこのこ」は、梅田さん、関根さんら声優陣、スタッフが真摯に作品に向き合っているようだ。丁寧かつ繊細な表現に注目してほしい。