FIFAeW杯に出場するe日本代表が決定!eアジア杯決勝で敗れたリベンジも誓うAx「絶対優勝したい」
「eFootball」を競技タイトルとして国際サッカー連盟(FIFA)が年末に主催する「FIFAe World Cup 2024」に向け、日本代表選手を選抜する「JFA サッカーe日本代表選抜大会 2024」が2、3日に都内の「JFA サッカー文化創造拠点 blue-ing!」で開催された。 【写真】「かわいい3人」「癒されます」…影山優佳さんがなでしこ戦士との3ショット公開 モバイル部門ではSHIGE、コンソール部門ではかつぴーや、Ax、Takakiの3選手が勝ち上がり、e日本代表としてeW杯に出場することが決定。コンソール部門は2対2、モバイル部門は1対1形式で争われる世界大会には日本のほか、アルゼンチン、ブラジル、コスタリカ、イングランド、フランス、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、モロッコ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、サウジアラビア、スペイン、タイ、トルコの計18か国が参加する。 コンソール部門のe日本代表選抜大会には、オンライン予選を勝ち抜いた8名が参加。4人ずつ2グループに分かれて総当たりで対戦し、グループAは2勝1敗のhinakoが1位、1勝2分のTakakiが2位で代表決定戦へ駒を進めた(3位は1勝1分1敗のTess、4位は3敗のSpitz)。 グループBはAxが2勝1分で首位通過。かつぴーやが1勝2分の2位で突破した(3位は1勝2敗のoshusi、4位は1分2敗のキセペス)。代表決定戦の対戦カードは第1試合がA組1位のhinako対B組2位のかつぴーや、第2試合がA組2位のTakaki対B組1位のAxに決定。それぞれの勝者2名と、敗者同士が対戦する3位決定戦に勝ったプレイヤーの計3名がe日本代表に認定される。 先に2勝したほうが勝ちとなるBO3方式で争われる代表決定戦では、かつぴーやがhinakoに2-1、3-0で2連勝を飾り、まずは一人目の代表選手の座を射止めた。今年2月にカタールで開催されたeアジアカップに向けたe日本代表選抜大会では、代表決定戦、3位決定戦と連敗し、あと一歩のところで代表を逃していたかつぴーや。試合直後のインタビューでは感極まって涙を浮かべる場面もあった。 「まさか泣くと思わなかったけど、前回(の予選で)ベスト4で負けてすごい悔しかったので、悲願というか、やっと日本代表になれたなと思ってのうれし涙だった」。過去さまざまな大会シーンで実績のあるかつぴーやにとっても、「JFAを背負った公式の日本代表というのは、サッカーに携わる人なら絶対に特別なもの。そこへの思いは強かった」と、リアルなサッカー日本代表と同じユニフォームを着用して臨むeW杯は特別な舞台だった。 2人目のe日本代表を決める代表決定戦は死闘となった。1戦目は1-1のまま延長戦でも決着が付かず、TakakiがPK4-2でAxに勝利。2戦目はAxが1-0で取り返し、勝負の行方は3戦目に持ち越された。第3戦も2-2のまま互いに譲らず、延長戦へ。延長でも点を取り合い、Axが4-3で競り勝った。 eアジアカップにもe日本代表として出場していたAxは、決勝でインドネシアに敗れたリベンジに燃えている。「(eW杯に)インドネシアも参加するので、そこはリベンジしたいし、他の国にもいいプレイヤーがそろっている。負けないように明日から3人で連係を高めていきたい」と誓った。 eアジアカップ同様、eW杯も本大会は2on2形式で行われる。基本的には代表決定戦に勝利したかつぴーやとAxがコンビを組み、3位決定戦に勝利したTakakiが控え選手となる。かつぴーやとAxで2onは「やったことない」(かつびーや)というが、かつびーやがAxについて「一人かわせるドリブルや技術があるので楽しみ」と言えば、Axも「いいプレイヤーで、強いプレイヤーなので信頼している」と強調した。 同じ2on形式で行われた「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」(鹿児島国体)の決勝で大阪府と東京都が対戦し、大阪府が優勝したが、このときかつびーやが大阪府代表、Axが東京都代表として対決していた。Axは「(対戦相手として)かつぴーやさんの戦術だったり作戦はすごい参考になる部分があった。そこが味方になるのは頼もしいなと思う」と信頼を口にした。 「日本代表としてeワールドカップで優勝したい」。かつびーやがそう意気込めば、Axも「eアジアカップで良い経験も悔しい経験もした。その経験を生かして、頼もしい2人と一緒に絶対優勝したい」と決意。Takakiも「サポートの立場になるので、俯瞰的に客観的に見て分析して、どこが良いか、どこが悪いかというのを2人に伝えていきたい」と、e日本代表チームとして支えていくつもりだ。