柏崎刈羽原発、作業員が旧式書類で申請し刃物持ち込む 有効と誤認、警備員も見落とす
東京電力は11月14日、柏崎刈羽原発(新潟県)で7月に、刃物の持ち込みに必要な書類の書式が切り替わっていたにもかかわらず、協力企業の作業員が古い書式で申請し、刃物が構内に持ち込まれる事案があったと明らかにした。作業員、書類を点検した警備員とも、古い書式でも有効だと誤認していた。 【地図】柏崎刈羽原発の位置 テロ行為などに悪用される恐れがある工具は、持ち込む際に使用期間を記載した書類を申請し、警備員の点検を受ける必要がある。東電によると7月26日、正門から原発構内に入る際の点検で見落としがあった。直後に別の警備員が気付き、刃物を構内から出すよう作業員に指示した。