Askerから中判カメラのイメージサークルに対応した「SQA106鏡筒」
株式会社サイトロンジャパンは、Askarの新製品として「SQA106鏡筒」の予約受付を12月20日(金)に開始した。予想価格は74万円前後。発売は2025年2月中旬を予定している。 【この記事に関する別の画像を見る】 レンズ口径106mm、焦点距離は509mm。5群5枚のレンズ構成のうち、2枚にSD(超特殊低分散)レンズを使用したペッツバールデザインの光学系を採用する。 イメージサークルは中判カメラ相当の55mmに対応しており、中心スポット半径は設計値で1.6μm、イメージサークル55mmの最周辺でも2.1μmの結像性能が特徴。また、口径比を天体望遠鏡としては比較的明るいF4.8としており、イメージサークル44mm周辺で90%以上、55mm周辺でも約75%の周辺光量が得られる。 バックフォーカスは、48mmから78mmまでをサポート。カメラやフィルター、フィルタードロワーによる光路長変化にも柔軟に対応できる。バックフォーカスを55mmに近づけることでより性能を発揮する。 接眼部の上部左右にファインダー台座を2基搭載。ファインダー台座それぞれに対応するアクセサリー用のアリミゾが設けられており、ガイドスコープとファインダーやその他のアクセサリーを同時に計3製品まで使用できる。 接眼部後端のM78アダプターとして、直径の異なる「M48×0.75mm」「M54×0.75mm」「M68×1.0mm」の3種類が付属する。 この他、ラックアンドピニオン方式の2.8″デュアルスピードフォーカサー、接眼部の360°対応の視野回転装置、汎用性の高い幅広ドブテイルバー(300×75mm)などの特徴がある。 ・口径:106mm ・焦点距離:509mm ・口径比:F4.8 ・光学系:5群5枚(うちSDレンズ2枚使用) ・全長:約516mm(フード収納時)/約586mm(フード展開時) ・フード外径:135mm ・鏡筒外径:119mm ・質量:約8.12kg(バンド・プレート込み) ・バックフォーカス:48~78mm(※最適バックフォーカスは55mm)
デジカメ Watch,飯塚直