タンク・アンド・ザ・バンガス、ロバート・グラスパーを迎えたスポークン・ワード・コレクション最終章『The Soul』を発表
米ニューオーリンズを拠点に活動するタンク・アンド・ザ・バンガスが全3部作からなるスポークン・ワード・コレクションの最終章となる『The Soul』を発表した。 すでにリリースされている『The Heart』、『The Mind』に『The Soul』を加えたデジタル・アルバム『The Heart, The Mind, The Soul』もリリースとなった。アルバムより、「Enjoy The Ride」のミュージック・ビデオが公開となっている。 このスポークン・ワード・コレクションの各章では、タンクがさまざまなプロデューサーとコラボレーションしている。『The Soul』では、先日【SUMMER SONIC】に出演した、プロデューサー/ジャズ・ミュージシャンのロバート・グラスパーを迎えた。8月23日にシングルでリリースされた「Remember」は、そのロバート・グラスパーと【第65回グラミー賞】にて主要4部門の一つ<最優秀新人賞>を受賞したジャズ界の新星サマラ・ジョイをフィーチャーしている。また、オースティン・ブラウンとブライアン・ロンドンがトラック8の「Who Ha? (feat J. Ivy) 」をプロデュース。『The Heart』ではジェームズ・ポイザー、『The Mind』 ではイマン・オマリとタッグを組んでいる。 なお、ボーナス・トラックが付属した完全版のアルバムは10月11日にVerve Forecastからリリース予定となっている。 リード・ヴォーカルのタンクは今作について、「詩がもっと尊重され、もっと多くの若者が詩の表現にのめり込んでほしい。詩をもっとクールなものとして捉えてほしい。詩はずっと私の初恋だった。なぜなら詩は音楽よりも前から私を愛してくれたから。今、私は自分のその部分をさらに世界と共有できるのだ。この世のすべてのものにはそれぞれの場所があって、『THE HEART』は私の心の問題、男性との関係、そして自分自身との関係のこと。『THE MIND』は私がこの世界で女性として生きていく上で考えていることや、私が心の中で行ったり来たりしている人間関係のこと。『THE SOUL』は潜在意識且つ意識的に自由な詩の形式で私自身と私を育ててくれた街について表現している」と語っている。 また、今月9月21日に東京・有明アリーナで開催される【Blue Note ジャズフェスティバル in JAPAN 2024】への出演が決定。9月23日、24日にはBLUE NOTE TOKYOでの来日公演を予定している。 ◎リリース情報 アルバム『THE HEART, THE MIND, THE SOUL』 配信中 ◎公演情報 【Blue Note ジャズフェスティバル in JAPAN 2024】 2024年9月21日(土)東京・有明アリーナ 【BLUE NOTE TOKYO来日公演】 2024年9月23日(月)東京・BLUE NOTE TOKYO 2024年9月24日(火)東京・BLUE NOTE TOKYO Photo: ©Jeremy Tauriac