来年で30周年「おぎやはぎ」 小木博明と矢作兼が振り返るコンビ結成の経緯と愛車遍歴
――2人とも、最初の愛車との別れはなかなか悲しい…
矢作「たしかに!」
小木「そりゃあつらいですよ。だって、なくなったのに4万円ですよ! たった!」
矢作「あの頃の輸入車のリセールはやばかったね…」
小木「最初高いわ、リセールは安いわ…そんなの知らないし!」
――番組で初めて実車を目にして驚いた、感動した車は
矢作「山本昌さんのランボルギーニ・ミウラですね。普通に見られる車じゃないし、しかもめちゃくちゃ程度のいいやつなんですよ」
小木「俺はフェラーリ512BB。運転させてもらえたことが信じられないくらい。スーパーカーブームのときに一番最初に好きになった車だったので、夢のようでした」
矢作「幻すぎてね。あとは、京本政樹さんのトヨタ・アルファードだよな。あの人後部座席にしか乗らないのに、運転席と助手席のドアがガルウイング(跳ね上げ式ドア)なんですよ。意味分かんないでしょ? そこ、乗らないんだから」
■とんねるずの出演に感謝
――これまで番組に迎えたなかで一番思い出深いゲストは
小木「とんねるずのおふたりはサプライズだったんだっけ?」
矢作「100回記念で、タカさんノリさんが連続で来てくれたの。あれすごいよ」
小木「当時、おふたりがテレビ番組のゲストで出るなんてありえないから、びっくりしましたね」
矢作「うれしかったね」
小木「うれしかったですよ、ほんと」
――収録中のハプニングで印象深かったのは
小木「漫画家の江川達也さんが、目の前でお父さんのことを思い出して泣いちゃったときですかね」
矢作「ああ、あったねぇ」
小木「目の前で泣かれたときの対処法を知らなくて…(笑)」
矢作「急に泣かれて『何泣いてんの』みたいな感じになっちゃったんだよね」
小木「で、江川さんから『下手くそだな』って言われて」
矢作「『こういうときはもっと煽ってくれよ! お涙頂戴でかぶせてきたりとかさ、もっと泣かす方向にするだろ普通』って(笑)。あんなに泣いてるほうからダメ出しされんの初めてだもんな」