夫婦ケンカよりも深刻!?「話し合いができない夫婦」の特徴とその対処法とは
結婚をしていると、慢心が生まれる
「俺なりに歩み寄ってるだろ?」と思っているから、上から目線になる なぜ結婚後には、このように焦って考え出す男性が少なくなるのかと言うと、やはり夫婦という関係性にあぐらをかいているからではないでしょうか。要するに、「まあちょっとやそっとのことで離婚にはならないだろう」と高をくくっているから、焦って考え出すこともないというわけです。 もう一つ、そうなってしまう理由に、奥さんにガミガミ言われ過ぎたせいで、「もう勘弁してくれ状態」になっているケースも実はよくあります。 最初は、奥さんである女性も冷静に話し合おうと試みたけれど、話し合いにならない。それが何度も続くと、旦那さんに分かってもらいたいから語気がどんどん強くなり、最終的には感情的に言ってしまうようになる、というわけです。 恋人同士だったら、最終段階になる前に別れを選択することもできますが、結婚すると一緒に生活をやっていかないといけないので、相手に諦めたことの数が増えるごとに、離婚へのカウントダウンが始まります。 でもほとんどの場合、話し合いができないと奥さんに思われている旦那さんは、自分が「話し合いができない人間である」という自覚はほとんどないんですよ。むしろ、「こっちはちゃんと話を聞いてやってるのに、何がそんなに不満なの?」ぐらいに思っています。 「何? その上から目線?」と思った女性のために、なぜその目線になるのかと言うと、仕事を理由にすればなんでも許されるという慢心があるからです。 つまり、こういう慢心です。 「俺だって仕事で疲れてんのに、話を聞いてやってるだろ」 「家族のために仕事をちゃんと頑張ってんのに、何がそんなに不満なの?」 このように、「仕事してるから」という前提を作って、その中で「俺なりに歩み寄ってるだろ?」と本気で思っているから、上から目線になるんですね。
話し合いができない男性の特徴
聞く姿勢も、聞くセンスもなく、最後に諦めてしまう でも、奥さんである女性は、その歩み寄りを一切感じないのです。なぜなら、話し合いができない男性って、次の3つに該当するんですね。 1・そもそも話を聞く姿勢じゃない 2・言葉の裏にある感情を読み取れない 3・面倒くさくなってきたら退散 1つ目の、「そもそも話を聞く姿勢じゃない」というのは、奥さんが真剣に話しているのに、スマホをいじったりテレビを見たりしながら返事をするという、「ながら聞き」になっているんですよ。 男性からすると、「それでもちゃんと聞いてる」という主張かもしれませんが、話をする女性からすると、「ちゃんと話を聞いてもらってない」と感じるのは当たり前で、そもそも人の話を聞く態度じゃないから、失礼なんですよね。だって、会社の上司に「ちょっと話があるんだけど」と言われたら、同じ態度を取らないはずです。 2つ目は、端的に言うと「人の気持ちが分からない」ということです。 とくに日本人男性は、人の気持ちを汲み取るのが、ものすごく苦手な人が多い。だから、言われた言葉通りを受け取るし、女性の察してほしい気持ちが理解できないのは当たり前なんですよね。 たとえばデート中に彼女とケンカして、「もういい! 別れる!」と言われ、その場から立ち去ろうとする女性をそのまま放置する男性って、言われた言葉通りに受け取っているんですよ。だから、「なんで引き留めないのよ!」と後から怒られてしまうわけです。ほかにも、「仕事が忙しいだろうし、私のことは気にしなくていいからね」という労いの言葉をそのまま受け取って、放置しまくる男性っていますが、「そうは言ったけど、そこまでとは言ってない」という状態になりますよね。 まず、「人の気持ちが分かるとはこういうこと」というテンプレ自体がその人にない場合が多いので、話し合いの中で「察してほしいから言わない言葉」が増えれば増えるほど、聞いている側の人は意味が分からないことを話されていると思った方がいいです。 その結果、3つ目の「面倒くさくなってきたら退散」につながるんですね。 本人からすると、ちゃんと話を聞いてるつもりなのに、文句言われて訳が分からないことを話されている気分になっていますから、それが続くと面倒くさくなってくるのはある意味当然です。 ここで、ちゃんと向き合ってくれる男性だったら、最初の段階で話を聞く姿勢ができているでしょうし、もし人の気持ちを理解するのが苦手でも、分からないなりに理解しようと努めるはずです。