【午後の疲労と空腹感に栄養士がおすすめ】「5つの食材」疲れた時に食べるといい理由
疲れが溜まっていると、つい手っ取り早く血糖値が上がるお菓子に手が伸びがち。でも、その直後に血糖値が急低下してグッタリするのは経験済み。それに、栄養がないエンプティカロリーを摂取するのは体にとってもよくない。そんな時こそ覚えておきたいのが、エネルギーを長時間持続させてくれ、おいしくて体に良い食べ物たち。午後の疲労と空腹感には栄養士がおすすめする5つの食材をランチや間食に取り入れて、立ち向かおう。 【写真】疲労回復におすすめ!エネルギーがアップする食材7選
1. ダークチョコレート
どうしてもおやつが食べたいなら、血糖値の急上昇と急降下が起こらないダークチョコレートでエネルギーを補給しよう。 「ダークチョコレートにはカカオバターが含まれているので、カフェインが時間をかけてゆっくり体に吸収されます」と話すのは、栄養士のクリスティ・ブリセット。「少なくともカカオ70%の商品を選べば、添加糖類も少ないでしょう」
2. ピスタチオ
殻に入ったピスタチオは、食べ応えのある手軽なスナック。栄養士のエイミー・ゴリンによると、ピスタチオにはタンパク質、食物繊維、良質な脂質がセットで含まれており、パフォーマンスを後押ししてくれる。 「私の場合は100kcal分を午後のスナックにしています」。 小分けになっているタイプを買えば、つい食べすぎることもない。ちなみにピスタチオの鮮やかな緑色は、抗酸化物質が含まれている証拠。
3. ホウレン草
「午後のおやつにホウレン草?」と思うかもしれないけれど、サラダを作ったりゆでたりする必要はない。スムージーに入れてしまえば、苦みもほとんど感じない。オフィスでスムージーを作れないという人は、ランチのサラダボウルでホウレン草を選ぼう。 「ホウレン草は、体のエネルギー産生に必要なリボフラビン(ビタミンB2)の優秀な供給源です」と説明するのは、栄養士のリサ・ハイム。「ホウレン草には鉄分も豊富に含まれています。鉄分は、全身の細胞に酸素を届けて疲労感を撃退するのに欠かせません」
4. ロールドオーツまたはスチールカットオーツ
オーツには複合糖質だけでなく、ストレスホルモンであるコルチゾールを減らして血糖値をコントロールしやすくする水溶性食物繊維もたっぷり。 「血糖値が安定すれば活力も安定するので、オーツ麦は燃料補給にピッタリの食材です」とブリセット。添加糖類などの不必要な成分が含まれがちなクイックオーツよりも、ロールドオーツとスチールカットオーツを食べたあとの方が元気は長持ち。 調理済みのオートミールかロールドオーツの粉末(未調理のスチールカットオールでは硬すぎる)をスムージーに加えれば、とろみが出て満腹感もアップする。
5. キヌア
このスーパーシードが人気なのにはワケがある。「フルーツに含まれるような単純糖質とは違い、キヌアを食べても突然元気が出るようなことはありません」とハイム。「でも、キヌアは分解に時間がかかり、グルコースが体内にゆっくりと放出されます。そのためキヌアを食べたあとは、数時間にわたり体にエネルギーが供給されます」 キヌアにはタンパク質と食物繊維がいっぱいなので、食間の空腹感や食べすぎも抑制できる。調理が必要ではあるけれど、キヌアパフを購入すれば、そのままスナックとして手軽に食べられる。 ※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。