ヤクルト、FAのみならず戦力外選手にも白羽の矢 前ソフトバンク・佐藤琢磨&前楽天・沢野聖悠を調査
〝再生工場〟で才能を開花させる。ヤクルトが、今季限りでソフトバンクから戦力外通告を受けた佐藤琢磨投手(24)の獲得調査を進めていることが14日、分かった。育成契約での獲得を目指すとみられる。 【写真】〝再生工場〟で才能を開花させたヤクルト・小沢怜史、来季も抑えに意欲「チャンスがあるなら狙っていきたい」 佐藤は新潟青陵高から新潟医療福祉大に進み、2022年に育成ドラフト13位でソフトバンクに入団した左腕。184センチの長身から投げる最速150キロ近い直球が魅力だ。今季はウエスタン・リーグで2試合に登板して防御率5・40。まだ24歳と若く、伸びしろは十分にある。 また、同じく楽天を戦力外となった沢野聖悠内野手(22)も育成契約での獲得調査を行っていることが判明した。愛知・誉高時代には通算26本塁打を放ち、20年に育成4位で楽天に入団。今季はイースタン・リーグ85試合に出場した。 ヤクルトは野村克也監督が指揮を執った1990年代に他球団から移籍してきた選手の能力を開花させ、〝再生工場〟と言われた。近年も21年にソフトバンクから育成で加入した小沢が今季終盤に抑えを務め、チーム最多の11セーブを挙げた。佐藤、沢野も獲得となれば、将来的な戦力として育成していく。