『ウィキッド』『白雪姫』から『スーパーマン』まで 2025年公開・待ちきれないハリウッド映画18選
すでに世界で大ヒット中のミュージカル映画やアニメーション映画、名作アニメーション待望の実写化や新星が登場するスーパーヒーロー映画など、2025年に公開されるハリウッド大作から日本公開が待ちきれない! 大スクリーンでこそ観たい! 注目の18作品を紹介する。 【画像】実写版『リロ&スティッチ』ポスタービジュアル 『野生の島のロズ』 2月7日(金)公開 ベストセラー「野生のロボット」を原作に、無人島で目覚めた最新型アシスト・ロボット「ロズ」が動物たちと共に生きようと奮闘する姿を描き、世界43か国でNO.1ヒット。ゴールデン・グローブ賞アニメ映画賞、興行成績賞など4部門にノミネートされている。 『リロ&スティッチ』や『ヒックとドラゴン』を手掛けてきた監督のクリス・サンダースは、ロズのキャラクターデザインについて、宮崎駿監督作『天空の城ラピュタ』のロボット兵を指針にしていると明かしている。日本語吹替版には、綾瀬はるか、柄本佑、鈴木福、いとうまい子らが集結。 『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』 2月14日(金)公開 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の後、“初代”キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースから盾を託されたファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)が主人公。ファルコンのような〈翼〉と受け継いだ〈盾〉を駆使する、新たなキャプテン・アメリカの登場だ。 2026年以降に公開予定の『アベンジャーズ』シリーズ最新映画でもメインヒーローとなる1人。 『ウィキッド ふたりの魔女』 3月7日(金)公開 対照的なふたりの魔女を演じたシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデが想像以上のハマり役。ブロードウェイミュージカルの映画化作品としては『レ・ミゼラブル』を抜いて史上最大のオープニング成績を記録し、世界的大ヒットとなっている。 後編となる『ウィキッド』パート2(原題:Wicked:For Good)は11月21日全米公開予定。 『白雪姫』 3月20日(木・祝)公開 『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラーを迎え、ディズニー初の長編映画にして世界初のカラー長編アニメーションである『白雪姫』をついに実写映画化。 「鏡よ、鏡…」の女王役は『ワンダーウーマン』のガル・ガドット、脚本は『バービー』のグレタ・ガーウィグが手掛けており期待値が上がる。 『サンダーボルツ*』 ゴールデンウィーク公開 完全無欠のヒーローじゃない、過去に悪事を働いたことのある訳あり超クセ者6人が「サンダーボルツ*」というチームを結成するが、ひと筋縄ではいかないことは目に見えている。 映像に登場するボブとは誰!? タイトルに注釈マーク「*」(アスタリスク)が付く意味も気になる! 『マインクラフト/ザ・ムービー』 ゴールデンウィーク公開 2023年に世界売上本数3億本を突破した、世界で一番売れているゲームを映画化。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『ジュマンジ』シリーズのジャック・ブラック演じる主人公スティーブが、何もかも四角形でできた異世界「オーバーワールド」をご案内。 原作ゲームへのリスペクトが随所にうかがえ、ピンクジャケットのジェイソン・モモアに「ウェンズデー」のエマ・マイヤーズ、『カラーパープル』のダニエル・ブルックスらとどんな冒険を繰り広げるのか!? 『パディントン 消えた黄金郷の秘密』 5月9日(金)公開 キュートで優しい紳士なクマのパディントンを見事に実写化し、過去2作の興行収入が合計約900億円に達している大ヒットシリーズの最新作。原題『PADDINGTON IN PERU』のとおり、舞台はパディントンの生まれ故郷であるペルーへ。 パディントンの声は、お馴染みベン・ウィショー。ブラウンさんはヒュー・ボネヴィル、ブラウン夫人役には新たに『メリー・ポピンズ リターンズ』のエミリー・モーティマーを迎え、オリヴィア・コールマン、アントニオ・バンデラスらも参加。 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』 5月23日(金)公開 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』に続くシリーズ最新作にして、トム・クルーズ=イーサン・ハントが29年間駆け抜けた歴史に終止符を打つ作品といわれている。 前作で登場したグレース役のヘイリー・アトウェルに加え、暗殺者として登場しながらイーサンたちに助けられたパリス役のポム・クレメンティエフの再登場は嬉しい。 『リロ&スティッチ』 初夏公開 2002年に制作されたディズニー名作アニメーションを完全実写化。ハワイに暮らすひとりぼっちの少女リロと、暴れん坊でいたずら好きの逃亡中のエイリアン、スティッチ。“オハナ”(家族)の大切な絆を描くハートフル・ファンタジー。 『ミッキー17』 6月6日(金)公開 『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞作品賞、監督賞ほか4冠を獲得し、歴史を変えたポン・ジュノ監督が、ロバート・パティンソンを迎えてハリウッドメジャー大作で暴れたおす。 ブラック企業で搾取される“使い捨てワーカー”代表ミッキーと、そのコピーを演じ分けるロバート・パティンソンら、キャスト陣の熱演に期待。 実写版『ヒックとドラゴン』 6月13日(金)全米公開 バイキングの若者とドラゴンの友情と成長を描き、3本のアニメ映画シリーズが誕生した「ヒックとドラゴン」(原題:How to Train Your Dragon)を実写化。根強いファンを持つアニメと同様、ドリームワークスが製作し、アニメ3作の監督・脚本を務めたディーン・デュボアが手掛ける。 『28年後…』 6月20日全米公開、2025年日本公開 ダニー・ボイル監督と『シビル・ウォー アメリカ最後の日』も記憶に新しい脚本のアレックス・ガーランド、主人公ジム役を演じたキリアン・マーフィという『28日後...』(2002)の黄金トリオ再び(キリアンはエグゼクティブ・プロデューサーも)。アーロン・テイラー=ジョンソンやジョディ・カマー、レイフ・ファインズら新キャストを迎えて、“あのロンドンの惨状”から28年後が描かれる――。 ダニー・ボイル×アレックス・ガーランドによる新たな3部作の第2弾となる、本作の続編『28 Years Later:The Bone Temple』(原題)は2026年1月16日に全米公開予定。 『スーパーマン』 2025年夏公開 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『ザ・スーサイド・スクワッド』で知られるジェームズ・ガン監督による、全く新しいスーパーマンとDCユニバース。 スーパーマン/クラーク・ケント役に抜擢されたネクストブレイクスターは、『ツイスターズ』やNetflixシリーズ「ハリウッド」「ザ・ポリティシャン」に出演してきたデイビッド・コレンスウェット。恋人のロイス・レインを「マーベラス・ミセス・メイゼル」のレイチェル・ブロズナハン、ヴィランのレックス・ルーサーをニコラス・ホルトが演じ、早くも完璧の予感。 『星つなぎのエリオ』 2025年夏公開 ディズニー&ピクサー最新作は、ひとりぼっちの少年エリオが宇宙で個性豊かなエイリアンたちと出会い、冒険を通じて成長する物語。 監督は、『リメンバー・ミー』共同監督のエイドリアン・モリーナ、短編『夢追いウサギ』のマデリーン・シャラフィアンと『私ときどきレッサーパンダ』のドミー・シーという楽しみな布陣。 『ジュラシック・ワールド:リバース』(原題) 7月2日(水)全米公開 『GODZILLA ゴジラ』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督が手掛ける、『ジュラシック・ワールド』第4弾『ジュラシック・ワールド:リバース/Jurassic World:Rebirth』。 前作『新たなる支配者』から5年後の世界を舞台に、スカーレット・ヨハンソンとマハーシャラ・アリ、さらに『ウィキッド』2部作のジョナサン・ベイリーがチームを組む。1993年の『ジュラシック・パーク』の脚本家デヴィッド・コープが脚本を担当し、同作にリスペクトを捧げた作品となるという。 『ファンタスティック4:ファースト・ステップス』(原題) 7月25日(金)全米公開 スタン・リーが創造したマーベル・コミックス最初のヒーローチーム〈ファンタスティック・フォー〉をリブート。 超能力を持つ個性豊かな4人を演じるのは、「マンダロリアン」のペドロ・パスカル、『ミッション:インポッシブル』シリーズのヴァネッサ・カービー、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のジョセフ・クイン、「一流シェフのファミリーレストラン」の人気者エボン・モス=バクラック。 『ズートピア2』(原題) 11月28日(金)全米公開 大ヒットアニメーションの続編を次々に成功させているディズニーが満を持して放つ大人気コンビ。刑事ジュディ・ホップスとその相棒ニック・ワイルドは、ズートピアの街を騒がせる謎の爬虫類の行方を追うことに。 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』 12月19日(金)日米同時公開 全世界歴代興行収入ランキングで第1位と第3位に君臨する『アバター』シリーズ第3弾。ナヴィのリーダーになったジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とナヴィの戦士ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の家族が、パンドラで新たな冒険の旅を始める。 「新しいキャラクターや、設定、生命体、いままでパンドラでは見たことのないもの」が登場するとジェームズ・キャメロン監督は明かしている。 ※2024年12月27日時点の情報です。
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