小田大介監督＝鹿児島県いちき串木野市で2024年1月29日、吉田航太撮影

　第96回選抜高校野球大会は第5日の22日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で1回戦があり、昨夏の甲子園で4強入りした神村学園（鹿児島）が6―3で昨秋の明治神宮大会で準優勝した作新学院（栃木）に勝利した。神村学園は10年ぶりに初戦を突破した。 【熱戦を写真で振り返る】神村学園vs作新学院（1回戦） 　神村学園の小田大介監督の試合後の主なコメントは次の通り。 　◇神村学園・小田大介監督 　作新学院さんの強力打線がいつ襲いかかってくるのかという恐怖心は強かったが、生徒にはみんなでつなぐ気持ちを忘れるなとずっと言い聞かせた。粘り強く戦ってくれた結果だ。 　抽選で相手が決まった瞬間に、もう（先発投手は背番号7の）上川床と決めていた。真っすぐでも、変化球でもカウントが取れる。四球が少ない投手なので、粘り強く投げさせていけば、リズムを作って攻撃陣のスイングがよくなるかなと思って。まずは守りを大事にする上で上川床でいった。 　大会を通して「魂の継投で行こう」ということは言っていた。みんな全身全霊、自分の持ち味を十二分に発揮した。そして最後、今村がよく締めてくれた。本当にみんな、よく頑張ってくれた。 　（センバツで10年ぶりの勝利）昨年の夏、鹿児島の方々にたくさん応援、激励の言葉をいただいた。少しでも鹿児島県の方々が盛り上がれるように、いい報告ができるように、まず一勝できてほっとしている。