ユニクロ、ZARA、H&M「だけ」の古着店の狙いとは…背景に物価高騰「もはや安くない」
ドンキ出店、想定以上の来客
お買い得な商品を求める顧客が集まりやすいドン・キホーテに、あえてターゲット層を絞らずに出店した。10月1日のオープン後、来店客数は想定を上回っているという。 ベクトルの広報担当者は 「ファストファッションにおいても値上げが進む中、より安価なものを求める消費者のニーズをとらえられているのでは」 と話す。 原料価格が高騰する中、アパレルにおいてもほとんどのブランドが値上げに踏み切った。ユニクロは2022年にヒートテック（極暖）を約500円、フリースを1000円値上げし、話題となった。ZARAも同年に値上げを実施している。X上では、価格の上昇を「GUがユニクロみたいな価格になりユニクロがグローバルワークみたいな価格になってしまった」と表現した投稿が注目された。 村川社長によると、「すごい儲かるということはないビジネスモデル」というが、持続可能性はあると見ている。同社はこれまで下取りが難しかったユニクロの商品について、今夏に最低買い取り価格100円を保証するキャンペーンを実施した。今後も3ブランドの買い取り強化を進めていくという。
土屋咲花
