明大・宗山塁、2安打2打点でプロスカウト陣にアピール「どんな形でも返す打撃ができた」 地元・広島はD1位指名公表済み/東京六大学
東京六大学野球秋季リーグ第5週第1日(12日、明大4-5立大、神宮)1回戦2試合が行われ、3季ぶりの優勝を狙う明大は立大に4-5で敗れた。11日に広島からドラフト会議での1位指名を公表された明大・宗山塁内野手(4年)は2本の適時打を放つなど4打数2安打2打点。広島をはじめ、複数球団のスカウトの前でアピールした。法大は東大に16-0で大勝した。 球場中の視線が明大・宗山に注がれる中、いきなり快音を響かせた。一回1死二塁、147キロの直球をはじき返し、先制の中前適時打。「前の打者がチャンスを作ってくれた。どんな形でも返す打撃ができた」とうなずいた。 六回1死満塁では初球のスライダーを捉えた。1点差に迫る右前適時打を放ったが、「自分が一気に同点、逆転とつないでいけたらもっとベストだったかなと思った」と反省を口にした。 11日に広島がドラフト会議で1位指名することを公表した。広島・三次市出身の主将にとって、地元球団からのラブコール。「高い評価をしていただけたことは非常にうれしい」と感謝した。 3季ぶりの優勝へ向けて、勝ち点は落とせない。「打点のつく安打を求めていきたい」と視線を上げた。(児嶋基)