熊本市西区内で「収穫・種付け」体験 農業の難しさを学ぶ
農業を体験してもらうイベント「西区アグリ魚魚(ギョギョ)キッズ~農業体験~」が11月23日、西区役所近くの畑で開催された。(熊本経済新聞) 【写真】体験の様子 主催は「農水産業を生かしたまちづくり」を推進している熊本市西区。地元農水産物をアピールするとともに地域資源を生かした農水産業体験活動を支援することで地域活性化を図ることを目的に年に3回、テーマを変え実施している。今回が第2弾。第1弾は田崎市場見学(8月17日・10月12日)だった。 当日は、事前に応募した33人から抽選した市内の小学生2~6年生14人とその家族が参加。西区総務企画課長の中村文治さんが「西区で収穫した野菜を食べてもらい、そのおいしさを知ってもらえれば。体験の中で気になったことや疑問に思ったことがあれば農家の人に聞いてほしい」とあいさつした。 畑では、地元で農業を営む清田賢治さんらの指導で、ミニトマト、キャベツ、里芋を収穫。来年3月に熊本駅近くで開催予定の「西区フェスタ」で販売してもらうキャベツの種付けも行った。用意した焼き芋を食べてもらいイベントを終えた。 清田さんは「野菜を作るには日光と水が特に必要で、そのバランスが大切。今年は暑さが厳しく雨も少なかったことで、野菜は不作で高騰している。農業は天候に左右され大変で難しい面もあるが、自分で作る楽しさもあることを知ってもらえれば」と話す。 参加した区内の小学5年生・尾道希空さんは「どの体験も初めてだったが、楽しみながら勉強できた。鎌の使い方も学べたので次回はもっとうまくできると思う。家に帰って、今日収穫した野菜を使った料理を食べたい」と話していた。
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