上り調子のデロイト トムス笹原&アレジ組がポール獲得! GT300は新型アストンが最速|スーパーGT第3戦鈴鹿
6月1日、鈴鹿サーキットでスーパーGT第3戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはGT500クラスが37号車Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)、GT300クラスが777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)だった。 【リザルト】スーパーGT第3戦鈴鹿予選結果(暫定) ゴールデンウィークの第2戦富士から1ヵ月近くが経ち、鈴鹿で今季2度目の3時間レースが開催される。決勝日は雨予報となっているが、土曜日15時スタートの予選は快晴の下で行なわれた。
■GT500クラス
10分間で争われるGT500のQ1では、各車開始2分を過ぎた辺りから続々とピットアウト。ARTAの2台はそこからやや遅れ、最後にコースに向かっていった。 ターゲットタイムをマークしたのは24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zの名取鉄平で、1分46秒332。しかしながら公式練習で2番手と好調だった37号車Deloitte TOM'S GR Supraの笹原右京がそれを大幅に塗り替える1分45秒434を記録してトップに立った。笹原のタイムはその後も更新されることなく、トップでジュリアーノ・アレジにバトンを渡した。 2番手~7番手は、5番手の38号車KeePer CERUMO GR Supraを除いてホンダ・シビック勢。同陣営の5台全てがQ1トップ7入りするという好調ぶりを見せた。ライバルより1周少ないウォームアップでアタックに入ったARTA勢は、8号車が2番手、16号車が4番手だった。なお日産Z勢は4台中2台が40kg以上のサクセスウエイトを積んでいるということもあってか、最上位は24号車リアライズの8番手となった。 Q2ではやや状況が変わり、各メーカーのタイム差が縮まる傾向にあった。その中で飛び抜けて速いタイムを出したのは14号車ENEOS X PRIME GR Supraの福住仁嶺だったが、37号車Deloitte TOM'SのアレジがQ2で3番手となるタイムをまとめ、Q1との合算タイムでのポールポジションを手中に収めた。2番手は16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTで、14号車は3番手だった。また日産勢は特にNISMO勢がQ1と比較してペースを上げ、3号車Niterra MOTUL Zが陣営最上位の6番手となった。 一方でQ1で好調だったホンダ勢は、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTと17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTが共にS字でスピンするなど、下位に沈んでしまった。