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（ブルームバーグ）： イタリアのジョルジェッティ財務相は、近年の経済混乱から最も恩恵を得た企業への課税引き上げを計画していると明らかにした。財政赤字削減を目指す中での動き。

同氏は、さまざまな業界の企業に適用される新たな課税について検討していると述べた。それ以上の詳細は示さなかった。イタリアの主要株価指数は一時1.5％下落した。

ジョルジェッティ氏（57）は、反発を招くことなく企業幹部に自身の計画を受け入れさせるという、難しい綱渡りを迫られることになる。昨年には、銀行への追加課税案が事実上断念されていた。イタリア株の大きな売りを招いたためだ。この過ちは繰り返さないと、同氏は言明した。

ミラノで３日に開かれたブルームバーグ主催のイベント向けに事前収録されたインタビューでジョルジェッティ氏は「われわれは誰もが犠牲を強いられる予算を承認することになる。これは超過利潤への課税を意味する」と発言。「これは実際に得られた利益や売上高に課税することを意味する。国全体でやるべき取り組みだ。個人だけでなく、中小企業や大企業も対象になる」と話した。

イタリアは、財政赤字を2026年に国内総生産（ＧＤＰ）の３％未満に引き下げることを目指している。今年の赤字は対ＧＤＰで3.8％の予想。赤字引き下げは、欧州連合（ＥＵ）が新たに復活させた財政ルールに引き続き順守し、市場を安心させるために必要となる。同国は財政赤字を巡り、ＥＵの特別監視下に置かれている。

原題：Italy Aims to Get More Tax Out of Its Most Profitable Companies（抜粋）

--取材協力：Donato Paolo Mancini.

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