大飯原発で県原子力総合防災訓練始まる 能登半島地震ふまえ2000人が緊急時の対応確認へ
大飯原発での重大事故を想定した県の原子力総合防災訓練が25日に始まり、能登半島地震の被害も踏まえて、自治体関係者や地元住民など2000人が万が一の緊急時の対応を確認します。 訓練は嶺南を震源とする地震により、大飯3号機で外部電源が失われ、原子炉が冷却できなくなったという想定で行われています。 県庁では災害対策本部会議を立ち上げ、自衛隊や気象庁などの関係機関との情報共有や、避難の受け入れ先となる兵庫県との連携、それに屋内退避や避難指示の手順を確認しました。 防災訓練はあすも行われ、おおい町をはじめ小浜市や高浜町など5つの市や町の住民670人が避難訓練に参加します。 能登半島地震では、海底が隆起して大型船が船着き場に着岸できなかったことから、ゴムボートやヘリなど様々な手段を活用して、速やかな避難を検証することにしています。