年間入場者数が過去最多に 犬山城、外国人観光客がけん引
【尾東】犬山市観光協会は、国宝・犬山城の年間入場者数が13日時点で62万9809人となり、過去最多を更新したと発表した。これまでの最高は2018年の62万8847人。今年の営業を終了する今月28日時点では「64万人台後半に達するのでは」としている。 今年は、台湾を中心にアジア圏からの観光客が増えたことで、平日の入場者が増加した。現在、入場者数の2割近くが外国人観光客だという。また、秋以降も暖かい日が続いたことで、11月には月間入場者数が7万人を超えるなど大きく数字を伸ばし、6年ぶりの記録更新となった。 13日は、城内の1年の汚れを落とす、年末恒例のすす払いが行われた。管理事務所の職員3人が、竹の先にササの葉を付けた、2メートルと4メートルの手作りの道具を使い、天守回廊の軒下や天井などからほこりを払った。 犬山市の原欣伸市長は「これからもさらに付加価値を高めながら、多くの皆さんに喜んでいただける犬山城をめざしたい」と語った。