「シャルリー・エブド」襲撃から10年 マクロン大統領やパリ市長らが犠牲者を追悼
フランス・パリの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」が襲撃され、17人が死亡した事件から7日で10年となり、現場では追悼式典が執り行われました。 【映像】事件当時の様子 事件現場となったパリ市内の建物前で7日、式典が執り行われ、マクロン大統領やイダルゴ・パリ市長らが花を手向けて、犠牲者を追悼しました。 10年前の2015年1月7日、イスラム教の預言者・ムハンマドの風刺画を掲載していたパリの週刊誌「シャルリー・エブド」の当時の本社が襲撃され、一連のテロ事件で17人が死亡しました。現場で射殺されたイスラム過激派の3人を支援したなどとして、14人が罪に問われ、禁錮4年から終身刑の判決が言い渡されています。 「事件から10年となる本日、発行された特別号がこちらです。銃口を突きつけられても笑って紙面を読んでいる読者が描かれていて、テロに屈しない姿勢を改めて示しています」(記者) 「シャルリー・エブド」は事件後も、宗教や政治家などを揶揄する風刺画の発信を続けていて、7日の紙面では、10年前のテロ事件の発端となったものを含む、ムハンマドの風刺画を多く掲載しています。 「シャルリー・エブド」側は「表現の自由」を主張していますが、イスラム教ではムハンマドの描写は冒涜とみなされていて、一部の教徒の反発を招く可能性があります。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部