クラーク記念国際の新岡歩輝選手（左）と沖縄尚学の東恩納蒼選手

　◇第95回記念選抜高校野球大会第7日第1試合 　クラーク記念国際―沖縄尚学（9時開始予定） 【写真】沖縄尚学、初戦で満塁弾も　今大会のホームラン特集 　強力打線と安定感抜群の大黒柱を擁する沖縄尚学がやや優位に立つ。 　沖縄尚学の先発は、1回戦で完投したエース右腕・東恩納（ひがしおんな）蒼投手（3年）に再び託されるか。1回戦は140キロ超の直球を軸に3失点。走者を背負いながらも、要所を締める投球が光った。 　打線は4番の仲田侑仁選手（3年）が満塁本塁打を含む3安打4打点と大暴れし、勢いに乗っている。1番の知花慎之助選手（3年）も技術とパワーを兼ね備えており、比嘉公也監督が「全面的に任せている」と話すほど厚い信頼を寄せている。 　強力打線に立ち向かうクラーク記念国際（北海道）はロースコアの勝負に持ち込めるか。頼みはエース右腕の新岡歩輝投手（3年）。微妙に変化する直球と多彩な変化球で相手の打ち気をそらしたい。打線はチーム屈指の長打力を持つ麻原草太選手（3年）に好機で回れば、得点への期待が高まる。初戦で敗れた前回大会のリベンジを果たし、佐々木啓司監督に甲子園で「昭和」「平成」「令和」の3元号勝利をプレゼントしたい。【川村咲平】