CO2排出ゼロへ 北陸新幹線を水力発電で運転へ
地球温暖化の原因にもなるCO2の排出量「実質ゼロ」を目指し、JR西日本は北陸電力と連携して、水力発電を利用した再生可能エネルギーを全国で初めて北陸新幹線の運転用電力として使用します。 【写真を見る】CO2排出ゼロへ 北陸新幹線を水力発電で運転へ これは、企業の敷地外に発電設備を設置し、再生可能エネルギーによってできた電力を利用する「オフサイトPPA」と呼ばれる取り組みで、JR西日本と北陸電力が基本合意し実現したものです。 JR西日本が北陸新幹線の運転用電力に使用するのは、北陸電力が小松市の大日川で2026年に着工する「花立発電所」で水力発電した電力で、供給開始は2030年を予定しています。 JR西日本は今年度、北陸電力が供給する太陽光発電の再生エネルギーを、北陸新幹線の運転用にすでにおよそ10%活用しています。 JR西日本金沢支社・川村聡副支社長「多様な電力を供給していただくことは非常に意義あることと考えている」 北陸電力再生可能エネルギー部・田林聖志部長「太陽光と比べて電力の出力変動が少ない水力は重要な電源と考えている」 JR西日本は2030年度に、北陸新幹線の運転用電力を太陽光と水力の再生可能エネルギーで、全体のおよそ26%にまで高めたいとしています。
北陸放送