苦戦する中日のルーキーたち、二軍でも不調の”即戦力”、1位はケガで今年は絶望
プロ野球は開幕してからおよそ3ヶ月が経過し後半戦に入った。ここまで各球団のルーキーたちはどのような結果を残しているのだろうか。球団ごとのルーキーを振り返ってみたい。 【動画】辻本倫太郎の軽快な守備 中日のルーキーは支配下で6名、育成で4名と合計10名いる。 投手ではドラフト5位の土生 翔太(横浜→桜美林大→BC茨城)が、唯一一軍デビューを果たしている。主にビハインドでの登板となっているが7試合に登板。複数イニングを任されることが多く、投球回数は登板試合数より多い12回となっている。しかし4試合で失点を喫しており防御率は6.00と苦戦している。 ドラフト1位の草加 勝(創志学園→亜細亜大)は、開幕前にトミー・ジョン手術を受けたことで今シーズンはリハリビに励むこととなった。同4位の福田 幸之介(履正社)は、二軍で3試合に登板し8回2/3を投げ防御率3.12とまずまずの成績を残している。一方で同6位の加藤 竜馬(大阪偕星→亜細亜大→東邦ガス)は5試合で4回1/3を投げ防御率12.46。奪三振は投球回数以上の5個だが、与四球も6個と制球面で苦しんでいる。 野手では育成ドラフト3位の尾田 剛樹(高野山→大阪観光大→BC栃木)が、開幕前に支配下登録を掴み前半戦だけで43試合に出場している。主に代走と守備固めでの出場ということもあり打席数は11と少なく、まだノーヒット。後半戦では初ヒットを記録することができるか。 ドラフト3位の辻本 倫太郎(北海→仙台大)は4月に一軍昇格し4試合に出場したがこちらもノーヒット。4月25日に登録を抹消されてから声がかかっておらず、二軍でしっかりと結果を残してから一軍再昇格を果たしたいところ。同2位の津田 啓史(横浜→三菱重工East)は一軍出場がなく、二軍でも46試合の出場で打率.180(61-11)と結果を残すことができていない。