実はラーメンは「栄養満点の食事」だった…がんで死ぬ国・日本の中高年にとって重要な“あるもの”が摂取できるラーメンのすすめ
痛みがある場合
運動をしようにも、いざ始めると膝や腰、足首などの関節に痛みを感じてしまうという人もいます。骨や筋肉、関節などに痛みがある場合、整形外科を受診するのが一般的ですが、原因が明らかではない慢性痛に関しては、解決しないケースも多いようです。 捻挫や関節炎など、X線検査などで疾患が明らかな場合を除き、慢性痛を取り除くには、整形外科よりもペインクリニックを受診するほうが治療の近道かもしれません。 たとえば、痛みを取るには鎮痛剤より、抗うつ薬が効く場合があります。神経細胞の接合部であるシナプス内でセロトニン濃度を高める働きをするSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などは、人間に備わっている痛みをなるべく脳に伝えないようにする神経システムを活発化させ、慢性痛による刺激に対して鈍感になる効果が期待できるのです。 そのように、痛みに対して様々なアプローチを試してくれるペインクリニックで痛みを取り除いた上でなら、運動を始めやすいかもしれません。少なくとも、痛いのを我慢して「健康のために」運動を続けるのは、本末転倒です。
「野菜が嫌い」「偏食が直せない」ならサプリで補う足し算健康法
「健康のためには野菜を食べなければいけない」「カロリーの高い食事は体に悪いから、控えるべき」などと信じている人は多いのではないでしょうか。50代後半ともなると、「メタボ」への不安から、健康とは「やせていること」であり、「やせていると長生きできる」と思い込んでいるかもしれません。 しかし、これはまったくの間違いです。高齢になればなるほど「低栄養」の危険性が高まります。例えば、「太っているのは健康によくないからやせよう」と考えてカロリー摂取を控える食事制限を行うと、人間の活動に不可欠な栄養素まで不足することになりかねません。 タンパク質、コレステロール、脂肪といった栄養素を控えれば、たしかにやせるかもしれませんが、肌のツヤが悪くなったりシワや白髪が増えたりして、いかにも貧相な見た目になりかねません。運動したところで、栄養が足りなければ筋肉がつくどころかやつれていく一方です。 食事制限によりエネルギー代謝に不可欠な酵素やビタミン類が不足すると、糖や脂肪をうまく燃焼させることができず、細胞レベルで老化を促進してしまうことになりかねません。中高年になってそうした悪循環を招かないためにも、食事は糖質、脂質、タンパク質をバランスよく摂ることこそ、重要になるのです。