中古感ゼロ!! なんと100万円台で買える[王道ミドルサイズミニバン]先代モデル3選
■トヨタ・ヴォクシー/ノア「一番お手頃なのは標準モデルのノア」
トヨタは、ミドルサイズミニバン市場においてヴォクシー/ノアで盤石の体制を築いている。 この強力なペアが誕生したのは2001年で、現行モデルですでに4代目となったが、人気の高さは相変わらずだ。しかし、中古車としてウマミがあるのは先代。魅力的な機能や装備がありながら、100万円台で狙えるのだから。 2014年にデビューした先代の一番のセリングポイントは、なんといってもクラス初の本格ハイブリッドモデルを投入したこと。 ハイブリッドシステムは1.8リッターエンジンにモーターをドッキングしたリダクション機構付きTHSIIで、基本的にはプリウスなどと同じ。その実績十分なシステムにより、クラス最高の燃費性能と航続距離を達成したのである(ガソリンエンジン車もあり)。 そして、広さと使いやすさ、エモーショナルさを両立したエクステリアや、大幅に広くなった居住空間と優れた乗降性も大きな魅力だ。 個性豊かな表情と魅惑的な印象を備えた力強いハコ型としながら、前後の意匠でヴォクシーとノアを差別化。 前者はヘッドライトをつなぐ上下二段グリルのマスクでカッコよさや力強さを、後者はアンダーグリル一体の大きなグリルとヘッドライトにより堂々とした雰囲気や存在感を追求したという。 また、革新の低床フラットフロアの採用により、クラストップレベルの居住空間を確保。合わせて、低くてステップのないフロアにより、乗降性が飛躍的にアップしたのだ。 このように、さまざまな面でライバルを超えるべく開発された先代は、中古車としての狙い目も十分。 両者とも100万円台で狙えるのは2014~2018年あたりだが、相場はノアの方がやや低め。また、エアログレードは高めなので、価格重視ならノアの標準モデルがベストだろう。 ちなみに、もうひとつの兄弟車であるエスクァイアは、新車価格は2台より高かったが、中古車相場に大きな差はなし。流通量も極端に少ないわけではないため、お得感があるかも。