ベンチはもったいない? 阪神の若手成長株に他球団が「クリーンアップ打てる素材」
育成ドラフトで阪神へ
大商大では3年春のリーグ戦でMVP、4年春に首位打者とMVPを獲得するなど主力打者として活躍したが、同学年の橋本侑樹(中日)がドラフト2位、大西広樹(ヤクルト)がドラフト4位に指名された中、小野寺は支配下で名前が呼ばれることなく、育成ドラフト1位で阪神に指名された。 プロは実力の世界だ。ファームで結果を出し、21年4月に支配下登録に。昨年は開幕一軍メンバーに初めて名を連ねた。今年は一軍で爪痕を残し、順調に階段を駆け上がっている。秋季キャンプでは外野だけでなく、三塁の守備でノックを受け続けていた。ムードメーカーとしてチームを盛り上げる若手成長株は、誰よりもハングリー精神が強い。左翼のノイジー、三塁の佐藤輝明からレギュラーを奪取できるか。小野寺の成長が、チーム力の底上げにつながる。 写真=BBM
週刊ベースボール