「エルメス」の“バーキン”、最も高価なモデル8選 希少レザーやダイヤモンドの装飾など
“ソーブラック バーキン”
ジャンポール・ゴルチエ(Jean-Paul Gaultier)は、「エルメス」のクリエイティブ・ディレクターを務めたラストコレクションで、金具まで全てブラック仕様の“ソーブラック”シリーズを発表した。マットクロコダイルレザーにPVDコーティングの金具を施した“バーキン”は、19年にオークションハウス、クリスティーズ(CHRISTIE’S)で20万円ドル超(約2840万円)で落札された。
“ダイヤモンド バーキン”
エキゾチックレザーを使った希少な“バーキン”の二次流通価格は高騰傾向にあり、クロコダイルレザーにダイヤモンドの装飾金具を備えるモデルのリセール価格は20万ドル(約2840万円)を超える。“ゼラニウムクロコダイル ダイヤモンド バーキン”はゼラニウムの花のように鮮やかな赤色のポロサスレザーを使用し、金具に18金のホワイトゴールドとダイヤモンドをあしらったハンドバッグ。2008年にクリスティーズが販売した際には、28万8200ドル(約4092万4400円)だった。
“フォーブル バーキン”
“フォーブル バーキン”は「エルメス」のパリ・フォーブル・サントノーレ店をイメージしたデザインで、クロシェットにはエルメスのロゴが刻印されている特別な“バーキン”。4色展開しており、中でもネージュと“スノー”のカラーが人気。アリゲーター(ワニ)とシェーブル(ヤギ)の2種類のレザー使いで、コレクターも多いモデルだ。2020年にサザビーズで取引されたパラジウムの金具を備えた希少な20サイズの“フォーブル ネージュ バーキン”は40万ドル(約5680万円)だった。
“ヒマラヤ バーキン”
サザビーズが22年に取り扱った、ホワイトゴールドの金具にダイヤモンドを散りばめた“ヒマラヤ バーキン 30”は、45万ドル(約6390万円)で落札された。ナイルワニのレザーが持つ美しいカラーグラデーションが、雪に覆われたヒマラヤ山脈をほうふつとさせるため“ヒマラヤ”と名付けられた。金具にダイヤモンドの装飾がないモデルでも、とても希少で価値あるモデルとなっている。