福岡のジョシュア・スミスはゴール下で存在感を発揮 [写真]＝B.LEAGUE

「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」のB2第7節は11月9日（土）・10日（日）の週末開催に加え、福井ブローウィンズvs山形ワイヴァンズ、ライジングゼファー福岡vs愛媛オレンジバイキングスの２つの対戦カードは11日（月）・12日（火）の平日に行われる。 　ウィル・クリークモアの契約解除に加え、橋本晃佑とパブロ・アギラールがインジュアリーリストに登録と、福岡は早くも故障者の続出に悩まされている。しかし、前節は神戸ストークスから2勝をもぎ取った。2戦を通じてインサイドアタックを強調し、ジョシュア・スミスがGAME1で36得点、GAME2で24得点。ジャスティン・バーレルもオールラウンドな働きを見せた。西地区3位に浮上したが、まだ“借金”1の状態。今節連勝して白星先行に転じることができるか。 　愛媛はアルティーリ千葉に地力を見せつけられ、10敗目に到達。俊野佳彦とケニー・ローソン・ジュニア、ジョナサン・スタークを欠いている影響は大きく、特にリバウンドで対抗できなかったことが敗因の1つとなった。一方で古野拓巳と大友隆太郎が2戦とも2ケタ得点、青木龍史が現在4試合連続2ケタ得点と日本人選手の存在感が増していることはポジティブな材料だ。 　愛媛としては、このまま日本人選手がチームを引っ張っていくことが、長期的にも大きな意味を持つことになるだろう。その中で、ディフェンスをいかに強化できるかがポイント。福岡も前節はGAME2で中村太地が26得点を挙げるなど、日本人選手の活躍が光っている。愛媛は相手の強力なインサイドを警戒しつつ、日本人選手に得点を与えない守り方が不可欠。サイズのある本多青や玉木祥護に課される役割も必然的に重要なものになるだろう。 　ここ2節連続で1勝1敗に終わり、現在5勝6敗の青森ワッツと対戦するのは、同じく前節1勝1敗ながら福井に土をつけたベルテックス静岡。西地区首位の鹿児島レブナイズに1ゲーム差と迫り、今節は首位浮上のチャンス。短期契約で加入し、早速前節活躍したジョナサン・ウィリアムズが起爆剤となれるか。青森は、開幕から苦しみながらも前々節GAME2で16得点22リバウンドと爆発したジョシュ・マーティンの奮起が望まれる。 　神戸は5連勝から一転、5連敗で黒星が先行、対する熊本ヴォルターズは4連敗を喫して早くも10敗に到達と、両チームにとってここが踏ん張りどころと言えるだろう。神戸は直近4試合の平均失点が91点と、ディフェンスの立て直しが最優先事項だ。第3節にホームで連敗した相手に借りを返したい熊本は、現在5試合連続2ケタ得点の山本翔太を周囲がいかにバックアップできるかにかかっている。前節GAME2で移籍後最多の17得点を挙げた山田安斗夢にも期待したい。 　熊本を連破し、“借金”を1まで減らしたバンビシャス奈良は、同地区上位の静岡、福岡、神戸の結果次第では西地区2位までジャンプアップする可能性もある。対する福島ファイヤーボンズは青森とのGAME1で連敗を6で止めたものの、GAME2に敗れて東地区最下位のままとなっているが、次節から続く東地区上位との対戦を前にきっかけをつかみたい。開幕からの11試合中9試合で2ケタ得点を挙げ、3ポイントシュートランキング2位につける多田武史の活躍が大前提だ。 文＝吉川哲彦 ■B2第7節試合日程 ・アルティーリ千葉vs鹿児島レブナイズ（＠千葉ポートアリーナ） GAME1：11月9日（土）15時～ GAME2：11月10日（日）15時～ ・青森ワッツvsベルテックス静岡（＠カクヒログループスーパーアリーナ） GAME1：11月9日（土）15時5分～ GAME2：11月10日（日）15時5分～ ・バンビシャス奈良vs福島ファイヤーボンズ（＠ロートアリーナ奈良） GAME1：11月9日（土）15時5分～ GAME2：11月10日（日）17時5分～ ・富山グラウジーズvs信州ブレイブウォリアーズ（＠富山市総合体育館） GAME1：11月9日（土）17時35分～ GAME2：11月10日（日）13時5分～ ・神戸ストークスvs熊本ヴォルターズ（＠ヴィクトリーナ・ウインク体育館） GAME1：11月9日（土）18時5分～ GAME2：11月10日（日）17時5分～ ・福井ブローウィンズvs山形ワイヴァンズ（＠越前市アイシンスポーツアリーナ） GAME1：11月11日（月）19時～ GAME2：11月12日（火）19時～ ・ライジングゼファー福岡vs愛媛オレンジバイキングス（＠照葉積水ハウスアリーナ） GAME1：11月11日（月）19時5分～ GAME2：11月12日（火）19時5分～